表のn段目の左からm番目の奇数は、2(5(n−1)+m)−1=10n+2m−12と表せる。 同じ段で隣り合う2つの奇数において、小さい方を10n+2m−12、大きい方を10n+2(m+1)−12=10n+2m−10とする。 このとき、大きい方の奇数の2乗から小さい方の奇数の2乗を引いた差は、
(10n+2m−10)2−(10n+2m−12)2 =(10n+2m−10+10n+2m−12)(10n+2m−10−(10n+2m−12)) =(20n+4m−22)(2) =40n+8m−44 =40n+8m−40−4 =40(n−1)+8m−4 これは40で割り切れないように見える。表の奇数列に規則性があるか確認する。
表のn段目の左からm番目の奇数は、10(n−1)+2m−1と表せる。 同じ段で隣り合う2つの奇数において、小さい方を10(n−1)+2m−1、大きい方を10(n−1)+2(m+1)−1=10(n−1)+2m+1とする。 このとき、大きい方の奇数の2乗から小さい方の奇数の2乗を引いた差は、
(10(n−1)+2m+1)2−(10(n−1)+2m−1)2 =(10(n−1)+2m+1+10(n−1)+2m−1)(10(n−1)+2m+1−(10(n−1)+2m−1)) =(20(n−1)+4m)(2) =40(n−1)+8m =40n−40+8m =4(10n−10+2m) 各段の奇数の差が10なので、隣り合う奇数をx,x+10とおく。 このとき、(x+10)2−x2=x2+20x+100−x2=20x+100=20(x+5) 奇数は1, 3, 5, 7, 9, 11, 13, 15, ...なので、x+5が偶数になる。 20(x+5)=40(2x+5)。よって、40で割り切れる。