1から20までの整数の集合を全体集合Uとして、部分集合A(3の倍数)、B(5の倍数)、C(7の倍数)について、以下の問題を解く。 (1) A, B, Cの要素の数をそれぞれ答える。 (2) $A \cup B$, $A \cup C$, $A \cap B$, $A \cap C$ の要素の数をそれぞれ答える。 (3) 与えられた文章が命題であるかどうか、また命題の場合は真偽を答える。
2025/5/7
1. 問題の内容
1から20までの整数の集合を全体集合Uとして、部分集合A(3の倍数)、B(5の倍数)、C(7の倍数)について、以下の問題を解く。
(1) A, B, Cの要素の数をそれぞれ答える。
(2) , , , の要素の数をそれぞれ答える。
(3) 与えられた文章が命題であるかどうか、また命題の場合は真偽を答える。
2. 解き方の手順
(1) A, B, Cの要素の数を求める。
* A(3の倍数): 3, 6, 9, 12, 15, 18。よって要素数は6。
* B(5の倍数): 5, 10, 15, 20。よって要素数は4。
* C(7の倍数): 7, 14。よって要素数は2。
(2) 和集合と共通部分の要素の数を求める。
* : AまたはBに含まれる要素の数。Aの要素は6個、Bの要素は4個だが、AとBに共通の要素(15)が1つあるので、6 + 4 - 1 = 9個。
* : AまたはCに含まれる要素の数。Aの要素は6個、Cの要素は2個。AとCに共通の要素はないので、6 + 2 = 8個。
* : AとBの両方に含まれる要素の数。Aの要素(3の倍数)かつBの要素(5の倍数)であるものは、15のみ。よって要素数は1。
* : AとCの両方に含まれる要素の数。Aの要素(3の倍数)かつCの要素(7の倍数)であるものは存在しない。よって要素数は0。
(3) 与えられた文章の真偽を判定する。
*
1. 「2の倍数は4の倍数である。」:これは偽。反例として、2は2の倍数だが4の倍数ではない。
*
2. 「大学4年間で成績優秀な学生は、第一志望の企業から内定をもらえる。」:これは命題ではない。なぜなら、「成績優秀」や「第一志望」の定義が曖昧であり、主観的な判断が入る余地があるため。
*
3. 「実数の範囲において、無理数の2乗は無理数である。」:これは偽。例えば、$ (\sqrt{2})^2 = 2 $ は無理数の2乗だが、結果は有理数である。
3. 最終的な答え
(1)
1. 部分集合Aの要素の数: 6
2. 部分集合Bの要素の数: 4
3. 部分集合Cの要素の数: 2
(2)
1. $A \cup B$: 9
2. $A \cup C$: 8
3. $A \cap B$: 1
4. $A \cap C$: 0
(3)