$a, b$ は正の数であるとき、不等式 $(a + \frac{1}{b})(b + \frac{4}{a}) \ge 9$ が成り立つことを証明し、等号が成り立つときを求める。

代数学不等式相加相乗平均証明等号条件
2025/5/7

1. 問題の内容

a,ba, b は正の数であるとき、不等式 (a+1b)(b+4a)9(a + \frac{1}{b})(b + \frac{4}{a}) \ge 9 が成り立つことを証明し、等号が成り立つときを求める。

2. 解き方の手順

まず、左辺を展開します。
(a+1b)(b+4a)=ab+a4a+1bb+1b4a=ab+4+1+4ab=ab+4ab+5(a + \frac{1}{b})(b + \frac{4}{a}) = ab + a \cdot \frac{4}{a} + \frac{1}{b} \cdot b + \frac{1}{b} \cdot \frac{4}{a} = ab + 4 + 1 + \frac{4}{ab} = ab + \frac{4}{ab} + 5
次に、ab>0ab > 0 であるから、相加相乗平均の関係を利用します。
ab+4ab2ab4ab=24=22=4ab + \frac{4}{ab} \ge 2 \sqrt{ab \cdot \frac{4}{ab}} = 2 \sqrt{4} = 2 \cdot 2 = 4
よって、
ab+4ab+54+5=9ab + \frac{4}{ab} + 5 \ge 4 + 5 = 9
したがって、(a+1b)(b+4a)9(a + \frac{1}{b})(b + \frac{4}{a}) \ge 9 が成り立ちます。
等号が成り立つのは、ab=4abab = \frac{4}{ab} のときです。
ab=4abab = \frac{4}{ab} を解くと、(ab)2=4(ab)^2 = 4 となります。
ab>0ab > 0 より、ab=2ab = 2 のときに等号が成り立ちます。
ア:4
イ:ab
ウ:5
エ:相加相乗平均
オ:4
ク:4
ケ:5
コ:2

3. 最終的な答え

(a+1b)(b+4a)9(a + \frac{1}{b})(b + \frac{4}{a}) \ge 9 が成り立つ。
等号が成り立つのは ab=2ab = 2 のときである。

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