与えられた連立方程式を解きます。 $x^2 + y^2 = 6$ ...(1) $x + y + xy = 1$ ...(2)

代数学連立方程式二次方程式複素数解の公式
2025/5/7

1. 問題の内容

与えられた連立方程式を解きます。
x2+y2=6x^2 + y^2 = 6 ...(1)
x+y+xy=1x + y + xy = 1 ...(2)

2. 解き方の手順

(2)式を変形して、x+y=1xyx+y = 1-xyを得ます。
ここで、x+y=s,xy=tx+y = s, xy = tとおくと、
s=1ts = 1-t ...(3)
(1)式を変形すると、
(x+y)22xy=6(x+y)^2 - 2xy = 6
s22t=6s^2 - 2t = 6 ...(4)
(3)式を(4)式に代入すると、
(1t)22t=6(1-t)^2 - 2t = 6
12t+t22t=61 - 2t + t^2 - 2t = 6
t24t5=0t^2 - 4t - 5 = 0
(t5)(t+1)=0(t-5)(t+1) = 0
よって、t=5t=5 または t=1t=-1
(i) t=5t=5のとき、(3)式よりs=15=4s = 1-5 = -4
x,yx, yu2su+t=0u^2 - su + t = 0 すなわち u2+4u+5=0u^2 + 4u + 5 = 0 の解である。
u=4±16202=4±2i2=2±iu = \frac{-4 \pm \sqrt{16-20}}{2} = \frac{-4 \pm 2i}{2} = -2 \pm i
よって、(x,y)=(2+i,2i),(2i,2+i)(x, y) = (-2+i, -2-i), (-2-i, -2+i)
(ii) t=1t=-1のとき、(3)式よりs=1(1)=2s = 1-(-1) = 2
x,yx, yu2su+t=0u^2 - su + t = 0 すなわち u22u1=0u^2 - 2u - 1 = 0 の解である。
u=2±4+42=2±222=1±2u = \frac{2 \pm \sqrt{4+4}}{2} = \frac{2 \pm 2\sqrt{2}}{2} = 1 \pm \sqrt{2}
よって、(x,y)=(1+2,12),(12,1+2)(x, y) = (1+\sqrt{2}, 1-\sqrt{2}), (1-\sqrt{2}, 1+\sqrt{2})

3. 最終的な答え

(x,y)=(1+2,12),(12,1+2),(2+i,2i),(2i,2+i)(x, y) = (1+\sqrt{2}, 1-\sqrt{2}), (1-\sqrt{2}, 1+\sqrt{2}), (-2+i, -2-i), (-2-i, -2+i)

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