関数 $y = 2\sin\theta + \cos\theta$ の最大値と最小値を求めよ。

解析学三角関数最大値最小値三角関数の合成
2025/5/7

1. 問題の内容

関数 y=2sinθ+cosθy = 2\sin\theta + \cos\theta の最大値と最小値を求めよ。

2. 解き方の手順

三角関数の合成を利用します。
y=2sinθ+cosθy = 2\sin\theta + \cos\thetay=rsin(θ+α)y = r\sin(\theta + \alpha) の形に変形します。
r=22+12=4+1=5r = \sqrt{2^2 + 1^2} = \sqrt{4+1} = \sqrt{5}
したがって、
y=5(25sinθ+15cosθ)y = \sqrt{5} \left( \frac{2}{\sqrt{5}}\sin\theta + \frac{1}{\sqrt{5}}\cos\theta \right)
ここで、cosα=25\cos\alpha = \frac{2}{\sqrt{5}}, sinα=15\sin\alpha = \frac{1}{\sqrt{5}} となる α\alpha を考えると、
y=5sin(θ+α)y = \sqrt{5} \sin(\theta + \alpha)
sin(θ+α)\sin(\theta + \alpha) の最大値は1、最小値は-1なので、
yy の最大値は 51=5\sqrt{5} \cdot 1 = \sqrt{5}
yy の最小値は 5(1)=5\sqrt{5} \cdot (-1) = -\sqrt{5}

3. 最終的な答え

最大値:5\sqrt{5}
最小値:5-\sqrt{5}

「解析学」の関連問題

$(\cos x)^{\tan x}$ の微分を計算する問題です。

微分対数微分三角関数
2025/5/8

関数 $f(x) = \log(x + \sqrt{1+x^2})$ の導関数 $f'(x)$ を求める問題です。

導関数対数関数合成関数の微分根号
2025/5/8

次の関数の凹凸を調べ、変曲点があればその座標を求める問題です。 (1) $y = x^4 + 2x^3 + 1$ (2) $y = xe^{-x}$ (3) $y = x - \cos x$ (ただし...

微分関数の凹凸変曲点2階微分
2025/5/8

与えられた関数の凹凸を調べ、変曲点があればその座標を求める問題です。ここでは、(3) $y = x - \cos x$ ($0 < x < \pi$) の問題を解きます。

微分凹凸変曲点関数のグラフ
2025/5/8

与えられた式 $\frac{5x - 3}{(x+3)^4 + 1}$ の微分を求めます。

微分商の微分公式関数の微分
2025/5/8

(1) 関数 $y = (1 + \cos x) \sin x$ の $0 \leqq x \leqq 2\pi$ における最大値と最小値を求める。 (2) 関数 $y = \frac{4-3x}{x...

関数の最大最小微分三角関数
2025/5/8

曲線 $y = x^3 + x^2 + ax$ と放物線 $y = x^2 - 2$ が点Pを通り、Pにおいて共通の接線を持つとき、定数 $a$ の値と接線の方程式を求めよ。

微分接線曲線方程式
2025/5/8

問題は2つあります。 問題3: 無限等比数列 $2, x, \frac{x^2}{2}, \frac{x^3}{4}, \dots$ が収束するような $x$ の値の範囲を求め、そのときの極限値を求め...

数列極限無限等比数列収束
2025/5/8

$-\frac{\pi}{2} \le x \le \frac{\pi}{2}$ の範囲において、関数 $y = 2\sin x - \cos 2x$ の最大値、最小値と、そのときの $x$ の値を求...

三角関数最大値最小値2次関数微分
2025/5/8

与えられた式 $\frac{1}{2}\sin\theta + \frac{\sqrt{3}}{2}\cos\theta$ を $r\sin(\theta+\alpha)$ の形に変形せよ。

三角関数三角関数の合成sincos
2025/5/8