1. 問題の内容
を3以上の自然数とするとき、不等式 を証明する。
2. 解き方の手順
数学的帰納法を用いて証明を行う。
(1) のとき
左辺は 、右辺は である。
よって、 が成り立つ。
(2) () のとき、 が成り立つと仮定する。
このとき、 のときも不等式が成り立つことを示す。
のときの左辺は である。
仮定より、 であるから、
のときの右辺は である。
ここで、 を示す。
であるから、 は常に成り立つ。
したがって、 となり、 が成り立つ。
(1),(2)より、3以上の全ての自然数に対して、 が成り立つ。
3. 最終的な答え
を3以上の自然数とするとき、 が成り立つ。