(1) について:
割られる式 = 割る式 × 商 + 余り の関係から、
3x2−4x+5=B(x−1)+4 B(x−1)=3x2−4x+5−4 B(x−1)=3x2−4x+1 B=x−13x2−4x+1 3x2−4x+1 を因数分解すると、(3x−1)(x−1) なので、 B=x−1(3x−1)(x−1)=3x−1 (2) について:
同様に、割られる式 = 割る式 × 商 + 余り の関係から、
x3−2x2+3x−3=B(x−2)+(−2x+7) B(x−2)=x3−2x2+3x−3−(−2x+7) B(x−2)=x3−2x2+5x−10 B=x−2x3−2x2+5x−10 x3−2x2+5x−10 を因数分解すると、x2(x−2)+5(x−2)=(x2+5)(x−2) なので、 B=x−2(x2+5)(x−2)=x2+5 それぞれのBは一致する必要があるので、どちらも満たすものを探します。 (1)で求めた B は 3x−1 であり、(2)で求めた B は x2+5 です。 問題文より、3x2−4x+5をBで割ったときの商がx−1なので、Bは2次式でなければなりません。 同様に、x3−2x2+3x−3をBで割ったときの商がx−2なので、Bは2次式でなければなりません。 そこで、B=x2+5の場合に(1)の条件を満たしているか確認します。 3x2−4x+5=(x2+5)(商)+4 3x2−4x+1=(x2+5)(商) (3x2−4x+1)/(x2+5) は割り切れないため、この等式は成り立ちません。 問題文の誤植を疑い、(1)と(2)で求まったBが一致するという前提で解き進めます。 このとき、(2)のB=x2+5はx2+ax+bと置くこともできます。 x3−2x2+3x−3=(x2+ax+b)(x−2)+(−2x+7) x3−2x2+3x−3=x3−2x2+ax2−2ax+bx−2b−2x+7 x3−2x2+3x−3=x3+(a−2)x2+(b−2a−2)x+(−2b+7) 係数比較をすると
a−2=−2, b−2a−2=3, −2b+7=−3 a=0, b=5, b=5 したがって、B=x2+5