(1) a=−3, b=−2 を不等式に代入します。 ∣−3x−(−2)−7∣<3 ∣−3x−5∣<3 −3<−3x−5<3 2<−3x<8 −38<x<−32 この範囲に含まれる整数は −2 と −1 です。 したがって、P = {-2, -1}
(2) a=21 を不等式に代入します。 ∣21x−b−7∣<3 −3<21x−b−7<3 b+4<21x<b+10 2(b+4)<x<2(b+10) 52<x<112 2≈1.414 なので、 5(1.414)<x<11(1.414) 7.07<x<15.554 この範囲に含まれる整数は 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15 の 8 個です。
(ii) (i)より整数解は8個なので、整数解が9個となるような正の整数bを求めます。
2(b+4)<x<2(b+10) 整数解の個数は、区間の長さにある程度比例します。整数解が1つ増えるためには、区間の長さが少なくとも1程度増える必要があります。
2(b+10)−2(b+4)=62≈8.48 b が 1 増えると、区間の端点は 2 ずつ増加します。 52<x<112 のとき、整数解は 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15 の8個でした。 整数解が9個になるためには、7 か 16 が含まれる必要があります。
b=1の場合、整数解が8個でした。bを大きくしていくと、7.07より小さい整数が含まれなくなります。15.554より大きい整数が含まれるようにbを大きくしていきます。 2(b+10)=16となる場合、 b+10=82=8×1.414≈11.312, b≈1.312 2(b+4)=7となる場合、 b+4=27, b=27−4≈1.4147−4≈4.95−4=0.95 b=2とすると、62<x<122, 8.484<x<16.968. この範囲の整数は9,10,11,12,13,14,15,16の8個 b=3とすると、72<x<132, 9.898<x<18.384. この範囲の整数は10,11,12,13,14,15,16,17,18の9個