$|a| = 1$ のとき、$a^2 + \frac{1}{a^2}$ は実数である。

代数学複素数絶対値共役複素数実数
2025/5/7

1. 問題の内容

a=1|a| = 1 のとき、a2+1a2a^2 + \frac{1}{a^2} は実数である。

2. 解き方の手順

a=1|a| = 1 より、aa は複素数であり、aa=a2=1a\overline{a} = |a|^2 = 1 が成り立つ。したがって、a=1a\overline{a} = \frac{1}{a} である。
ここで、a2+1a2a^2 + \frac{1}{a^2} の共役複素数を考える。
a2+1a2=a2+1a2=(a)2+1(a)2\overline{a^2 + \frac{1}{a^2}} = \overline{a^2} + \overline{\frac{1}{a^2}} = (\overline{a})^2 + \frac{1}{(\overline{a})^2}
a=1a\overline{a} = \frac{1}{a} を代入すると、
a2+1a2=(1a)2+1(1a)2=1a2+a2=a2+1a2\overline{a^2 + \frac{1}{a^2}} = (\frac{1}{a})^2 + \frac{1}{(\frac{1}{a})^2} = \frac{1}{a^2} + a^2 = a^2 + \frac{1}{a^2}
共役複素数が元の数と一致するため、a2+1a2a^2 + \frac{1}{a^2} は実数である。

3. 最終的な答え

a2+1a2a^2 + \frac{1}{a^2} は実数である。

「代数学」の関連問題

与えられた連立方程式 $6x + 9y = 4x + 5y = 6$ を解く問題です。

連立方程式方程式代数
2025/5/10

与えられた連立方程式 $2x + 3y = x + 13 = 5x + 6y - 9$ を解いて、$x$ と $y$ の値を求めます。

連立方程式一次方程式代入法
2025/5/10

与えられた式 $x^3 + 2x$ を因数分解してください。

因数分解多項式
2025/5/10

## 回答

式の展開平方根計算
2025/5/10

与えられた式 $\frac{(a-b)^2 - c^2}{a^2 - (b+c)^2}$ を因数分解して、できる限り簡単にする。

因数分解式の簡略化分数式
2025/5/10

与えられた分数の分母を有理化する問題です。分数は $ \frac{1}{\sqrt{6} + \sqrt{3}} $ です。

有理化分数平方根計算
2025/5/10

与えられた連立一次方程式 $\begin{bmatrix} 1 & 2 & 1 \\ 2 & 1 & 1 \\ 1 & 2 & -2 \end{bmatrix} \begin{bmatrix} x \...

線形代数連立一次方程式拡大係数行列簡約化ガウスの消去法
2025/5/10

与えられた多項式の計算問題を解きます。具体的には、 (1) $(x+5)(x-1) - 2x$ (2) $(x+8)(x-8) - 3x(x+2)$ (3) $(x+7)^2 - (x+4)(x-4)...

多項式展開計算
2025/5/10

与えられた式の展開を計算します。問題は全部で6問あり、それぞれの式を展開して簡単な形にします。

式の展開公式展開公式因数分解
2025/5/10

与えられた分数を因数分解し、簡略化します。問題の式は $\frac{2x^2-5x-3}{4x^2-8x-5}$ です。

因数分解分数式約分代数
2025/5/10