$0 \le x \le 6$ の範囲において、2つの1次関数 $y = mx + 5$ と $y = \frac{3}{2}x + n$ の $y$ の変域が一致するときの、$m$ と $n$ の値を求める問題です。

代数学1次関数変域不等式
2025/5/8

1. 問題の内容

0x60 \le x \le 6 の範囲において、2つの1次関数 y=mx+5y = mx + 5y=32x+ny = \frac{3}{2}x + nyy の変域が一致するときの、mmnn の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、y=mx+5y = mx + 5y=32x+ny = \frac{3}{2}x + n が1次関数であることから、m0m \ne 0320\frac{3}{2} \ne 0です。
次に、0x60 \le x \le 6 における yy の変域を考えます。
y=mx+5y = mx + 5 について、mm の符号によって x=0x=0x=6x=6 のどちらで yy が最大値または最小値をとるかが変わります。
m>0m > 0 のとき、x=0x=0y=5y=5x=6x=6y=6m+5y=6m+5。したがって、5y6m+55 \le y \le 6m+5
m<0m < 0 のとき、x=0x=0y=5y=5x=6x=6y=6m+5y=6m+5。したがって、6m+5y56m+5 \le y \le 5
y=32x+ny = \frac{3}{2}x + n については、32>0\frac{3}{2} > 0 なので、x=0x=0y=ny=nx=6x=6y=32(6)+n=9+ny = \frac{3}{2}(6) + n = 9+n。したがって、ny9+nn \le y \le 9+n
2つの関数の変域が一致するには、以下の2つの場合が考えられます。
(i) m>0m > 0 の場合:
5=n5 = n かつ 6m+5=9+n6m+5 = 9+n
n=5n=56m+5=9+n6m+5 = 9+n に代入すると、6m+5=9+56m+5 = 9+5 より 6m=96m = 9 となり、m=32m = \frac{3}{2}。しかし、m=32m = \frac{3}{2} の場合、2つの関数は異なる関数という条件を満たしません。
(ii) m<0m < 0 の場合:
5=9+n5 = 9+n かつ 6m+5=n6m+5 = n
5=9+n5 = 9+n より n=4n = -4
6m+5=n6m+5 = nn=4n=-4 を代入すると、6m+5=46m+5 = -4 より 6m=96m = -9 となり、m=32m = -\frac{3}{2}
したがって、m=32m = -\frac{3}{2} かつ n=4n = -4 が解となります。

3. 最終的な答え

m=32m = -\frac{3}{2}, n=4n = -4

「代数学」の関連問題

与えられた式 $x^2 + 6y - 3xy - 4$ を因数分解してください。

因数分解多項式二次式
2025/5/8

カレンダーから図のような形で5つの数を選んだ時、それらの和が必ず5の倍数になることを文字を使って説明する。

代数文字式倍数証明
2025/5/8

与えられた4つの式を展開する問題です。 1) $(x+1)(x+4)$ 3) $(x-2)(x+8)$ 5) $(x+6)^2$ 7) $(2a+5b)^2$

展開多項式分配法則二項の平方
2025/5/8

偶数と奇数の和が奇数になることを、文字式を使って説明する問題です。

整数偶数奇数文字式証明
2025/5/8

連続する3つの整数の和が3の倍数になることを、文字を使って説明する問題です。

整数の性質代数式因数分解倍数
2025/5/8

画像に示された3つの多項式の積を展開する問題です。具体的には、 (2) $(a-b)(c+d)$ (4) $(x+3y)(2x-8y)$ (6) $(2x+y)(x-2y+3)$ の3つの式を展開しま...

多項式展開分配法則
2025/5/8

次の3つの式を展開しなさい。 (1) $(x-1)(y-1)$ (3) $(a-7)(a+9)$ (5) $(b+1)(a-b-1)$

展開分配法則多項式
2025/5/8

画像に写っている3つの問題を解きます。 (2) $3a(4a-5b)$ (4) $(4x^2+8x) \div 2x$ (6) $(x^2y^2 - 3xy^2) \div (-\frac{1}{3}...

式の展開因数分解割り算代数式
2025/5/8

与えられた3つの数式をそれぞれ計算しなさい。 (1) $(3x-2y) \times 5xy$ (2) $2y(-xy+3x-2y)$ (3) $(10a^2-15ab) \div 5a$

多項式の計算分配法則因数分解展開
2025/5/8

与えられた連立一次方程式を解く問題です。 連立方程式は次の通りです。 $ \begin{cases} -x + 4y = 5 \\ 8y - 5(5x - 3y) = -29 \end{cases} ...

連立方程式一次方程式代入法
2025/5/8