まず、偏微分を計算します。
fx=∂x∂f=4y−4x3 fy=∂y∂f=4x−4y3 停留点を求めるには、fx=0 かつ fy=0 となる (x,y) を求める必要があります。つまり、以下の連立方程式を解きます。 4y−4x3=0 ⟹ y=x3 4x−4y3=0 ⟹ x=y3 y=x3 を x=y3 に代入すると、 x=(x3)3=x9 x(1−x8)=0 したがって、x=0 または x8=1。 x=0 のとき、y=03=0。よって、(0, 0) が停留点。 x8=1 のとき、x=±1。 x=1 のとき、y=13=1。よって、(1, 1) が停留点。 x=−1 のとき、y=(−1)3=−1。よって、(-1, -1) が停留点。 したがって、停留点は (0, 0), (1, 1), (-1, -1) の3つです。
次に、ヘッセ行列を計算します。
fxx=∂x2∂2f=−12x2 fyy=∂y2∂2f=−12y2 fxy=∂x∂y∂2f=4 fyx=∂y∂x∂2f=4 ヘッセ行列式は、
D(x,y)=fxxfyy−(fxy)2=(−12x2)(−12y2)−42=144x2y2−16 (0, 0) において、D(0,0)=−16<0 なので、(0, 0) は鞍点です。 (1, 1) において、D(1,1)=144−16=128>0 であり、fxx(1,1)=−12<0 なので、(1, 1) は極大点です。 (-1, -1) において、D(−1,−1)=144−16=128>0 であり、fxx(−1,−1)=−12<0 なので、(-1, -1) は極大点です。 したがって、鞍点が1つ、極大点が2つあります。