与えられた関数 $y = 2^x$, $y = \log_2(x)$, $y = \log_{\frac{1}{2}}(x)$, $y = \log_2(4x)$ のグラフを描き、さらに $y = \log_{\frac{1}{2}}(x)$ と $y = \log_2(4x)$ のグラフが $y = \log_2(x)$ のグラフをどのように移動して得られるかを答える。

解析学対数関数指数関数グラフ関数の平行移動関数の対称移動
2025/5/8

1. 問題の内容

与えられた関数 y=2xy = 2^x, y=log2(x)y = \log_2(x), y=log12(x)y = \log_{\frac{1}{2}}(x), y=log2(4x)y = \log_2(4x) のグラフを描き、さらに y=log12(x)y = \log_{\frac{1}{2}}(x)y=log2(4x)y = \log_2(4x) のグラフが y=log2(x)y = \log_2(x) のグラフをどのように移動して得られるかを答える。

2. 解き方の手順

(1) y=2xy = 2^x のグラフ:
指数関数の基本的なグラフです。(0,1)(0, 1)を通り、xx が大きくなるにつれて yy も大きくなります。xx が小さくなるにつれて yy00 に近づきます。
(2) y=log2(x)y = \log_2(x) のグラフ:
y=2xy = 2^x の逆関数です。(1,0)(1, 0) を通り、xx が大きくなるにつれて yy も大きくなります。xx00 に近づくにつれて yy は負の無限大に近づきます。
(3) y=log12(x)y = \log_{\frac{1}{2}}(x) のグラフ:
log12(x)=log2(x)log2(12)=log2(x)1=log2(x)\log_{\frac{1}{2}}(x) = \frac{\log_2(x)}{\log_2(\frac{1}{2})} = \frac{\log_2(x)}{-1} = -\log_2(x)
したがって、y=log12(x)y = \log_{\frac{1}{2}}(x) のグラフは、y=log2(x)y = \log_2(x) のグラフを xx 軸に関して対称に折り返したものです。(1,0)(1, 0) を通り、xx が大きくなるにつれて yy は小さくなります。xx00 に近づくにつれて yy は正の無限大に近づきます。
(4) y=log2(4x)y = \log_2(4x) のグラフ:
対数の性質より、
log2(4x)=log2(4)+log2(x)=2+log2(x)\log_2(4x) = \log_2(4) + \log_2(x) = 2 + \log_2(x).
したがって、y=log2(4x)y = \log_2(4x) のグラフは、y=log2(x)y = \log_2(x) のグラフを yy 軸方向に 22 だけ平行移動したものです。
移動について:
* y=log12(x)y = \log_{\frac{1}{2}}(x) のグラフは、y=log2(x)y = \log_2(x) のグラフを xx 軸に関して対称移動したものです。
* y=log2(4x)y = \log_2(4x) のグラフは、y=log2(x)y = \log_2(x) のグラフを yy 軸方向に 22 だけ平行移動したものです。

3. 最終的な答え

グラフは省略します。移動について:
* y=log12(x)y = \log_{\frac{1}{2}}(x) のグラフは、y=log2(x)y = \log_2(x) のグラフを xx 軸に関して対称移動したものです。
* y=log2(4x)y = \log_2(4x) のグラフは、y=log2(x)y = \log_2(x) のグラフを yy 軸方向に 22 だけ平行移動したものです。

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