問題3では、放物線 $y=2x^2$ 上の2点 A, B を通る直線 AB の式と、三角形 OAB の面積を求める。ただし、点 A の x 座標は -3, 点 B の x 座標は 2 である。 問題4では、放物線 $y=\frac{1}{3}x^2$ 上の2点 A, B を頂点とする三角形 AOB について、原点Oを通り、三角形 AOB の面積を2等分する直線の式を求める。ただし、点 A の x 座標は -9, 点 B の x 座標は 3 である。

幾何学放物線三角形の面積直線の式座標平面
2025/5/8

1. 問題の内容

問題3では、放物線 y=2x2y=2x^2 上の2点 A, B を通る直線 AB の式と、三角形 OAB の面積を求める。ただし、点 A の x 座標は -3, 点 B の x 座標は 2 である。
問題4では、放物線 y=13x2y=\frac{1}{3}x^2 上の2点 A, B を頂点とする三角形 AOB について、原点Oを通り、三角形 AOB の面積を2等分する直線の式を求める。ただし、点 A の x 座標は -9, 点 B の x 座標は 3 である。

2. 解き方の手順

問題3:
* 点 A の座標を求める。A の x 座標は -3 なので、y=2(3)2=2(9)=18y=2(-3)^2 = 2(9) = 18。よって、A の座標は (-3, 18)。
* 点 B の座標を求める。B の x 座標は 2 なので、y=2(2)2=2(4)=8y=2(2)^2 = 2(4) = 8。よって、B の座標は (2, 8)。
* 直線 AB の式を求める。直線の式を y=ax+by=ax+b とおく。A, B の座標を代入すると、以下の連立方程式を得る。
18=3a+b18 = -3a + b
8=2a+b8 = 2a + b
* この連立方程式を解く。2式を引き算すると、10=5a10 = -5a となり、a=2a = -2
a=2a=-2を2番目の式に代入すると、8=2(2)+b8 = 2(-2) + b より 8=4+b8 = -4 + b なので、b=12b = 12
よって、直線 AB の式は y=2x+12y = -2x + 12
* 三角形 OAB の面積を求める。三角形 OAB の面積は、点 O と直線 AB との距離 hh を高さとし、ABを底辺とすると、面積=12ABh面積=\frac{1}{2}*AB*h。ここで、三角形OABの面積を座標から直接求める方法を用いる。点O(0,0), A(-3, 18), B(2, 8)なので、面積=12x1y2x2y1=12(3)(8)(2)(18)=122436=1260=12(60)=30面積 = \frac{1}{2}|x_1y_2 - x_2y_1| = \frac{1}{2}|(-3)(8) - (2)(18)| = \frac{1}{2}|-24 - 36| = \frac{1}{2}|-60| = \frac{1}{2}(60) = 30
問題4:
* 点 A の座標を求める。A の x 座標は -9 なので、y=13(9)2=13(81)=27y=\frac{1}{3}(-9)^2 = \frac{1}{3}(81) = 27。よって、A の座標は (-9, 27)。
* 点 B の座標を求める。B の x 座標は 3 なので、y=13(3)2=13(9)=3y=\frac{1}{3}(3)^2 = \frac{1}{3}(9) = 3。よって、B の座標は (3, 3)。
* 三角形 OAB の面積を求める。点 O(0,0), A(-9, 27), B(3, 3)なので、面積=12x1y2x2y1=12(9)(3)(3)(27)=122781=12108=12(108)=54面積 = \frac{1}{2}|x_1y_2 - x_2y_1| = \frac{1}{2}|(-9)(3) - (3)(27)| = \frac{1}{2}|-27 - 81| = \frac{1}{2}|-108| = \frac{1}{2}(108) = 54
* 原点 O を通り、三角形 OAB の面積を2等分する直線は、線分 AB の中点を通る。線分 AB の中点 M の座標は、M(9+32,27+32)=M(62,302)=M(3,15)(\frac{-9+3}{2}, \frac{27+3}{2}) = M(\frac{-6}{2}, \frac{30}{2}) = M(-3, 15)
* 原点 O(0, 0) と点 M(-3, 15) を通る直線の式を求める。直線の式を y=axy=ax とおく。M の座標を代入すると、15=3a15 = -3a。したがって、a=5a = -5。よって、直線の式は y=5xy = -5x

3. 最終的な答え

問題3:
直線 AB の式: y=2x+12y = -2x + 12
三角形 OAB の面積: 30
問題4:
面積を2等分する直線の式: y=5xy = -5x

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