一辺の長さが1の正四面体の体積を求める問題です。

幾何学正四面体体積ピタゴラスの定理正三角形面積
2025/5/9

1. 問題の内容

一辺の長さが1の正四面体の体積を求める問題です。

2. 解き方の手順

正四面体の体積を求める公式は、底面積 × 高さ × (1/3) です。
まず、底面である正三角形の面積を求めます。
一辺の長さが1の正三角形の面積は、34×12=34\frac{\sqrt{3}}{4} \times 1^2 = \frac{\sqrt{3}}{4} です。
次に、高さを求めます。正四面体の頂点から底面に下ろした垂線は、底面の正三角形の重心に交わります。底面の正三角形の重心は、各頂点から対辺の中点までの距離の2/3の位置にあります。
底面の正三角形の頂点から対辺の中点までの距離(高さ)は、32×1=32\frac{\sqrt{3}}{2} \times 1 = \frac{\sqrt{3}}{2} です。したがって、底面の重心までの距離は、23×32=33\frac{2}{3} \times \frac{\sqrt{3}}{2} = \frac{\sqrt{3}}{3} です。
正四面体の高さ hh は、ピタゴラスの定理を用いて求められます。正四面体の一つの辺の長さは1なので、h2+(33)2=12h^2 + (\frac{\sqrt{3}}{3})^2 = 1^2 となります。
h2=1(33)2=139=113=23h^2 = 1 - (\frac{\sqrt{3}}{3})^2 = 1 - \frac{3}{9} = 1 - \frac{1}{3} = \frac{2}{3}
h=23=63h = \sqrt{\frac{2}{3}} = \frac{\sqrt{6}}{3}
したがって、正四面体の体積 VV は、
V=13×(34)×(63)=1836=3236=212V = \frac{1}{3} \times (\frac{\sqrt{3}}{4}) \times (\frac{\sqrt{6}}{3}) = \frac{\sqrt{18}}{36} = \frac{3\sqrt{2}}{36} = \frac{\sqrt{2}}{12}

3. 最終的な答え

212\frac{\sqrt{2}}{12}

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