長方形APBSがある。Pは線分ABの中点。線分STと長方形の辺の交点Tは、線分BSを三等分する点となる理由を説明する。

幾何学幾何長方形相似三等分線分の比ピタゴラスの定理
2025/5/9

1. 問題の内容

長方形APBSがある。Pは線分ABの中点。線分STと長方形の辺の交点Tは、線分BSを三等分する点となる理由を説明する。

2. 解き方の手順

長方形APBSにおいて、AP = PBである。
線分STと長方形の交点Tについて、線分ATとBSの比を求める。
相似な三角形を利用して線分ATとBSの比を計算し、BSが三等分されることを示す。
まず、点Pから線分BSに垂線を下ろし、その交点をQとする。
すると、三角形PBQと三角形SBTは相似である。
PQ=APPQ = APであり、PB=APPB = APであることから、PQ=PBPQ=PBとなる。
三角形PBQと三角形SBTの相似比はPB:SBPB:SBである。
SB=AP2+AS2SB = \sqrt{AP^2+AS^2}
次に、点Aから線分STに垂線を下ろし、交点をRとする。
すると、三角形ARSと三角形PQTは相似である。
仮に、長方形の短い方の辺の長さをa、長い方の辺の長さを2aとする。つまり、AP=PB=aAP = PB = a であり、AS=2aAS=2aである。
SB=(2a)2+a2=5a2=a5SB = \sqrt{(2a)^2 + a^2} = \sqrt{5a^2} = a\sqrt{5}
次に、線分BTの長さを考える。
BTST=PQSB=APSB=aa5=15\frac{BT}{ST} = \frac{PQ}{SB} = \frac{AP}{SB} = \frac{a}{a\sqrt{5}} = \frac{1}{\sqrt{5}}
次に、AT=(2a)2+(2aBT)2AT = \sqrt{(2a)^2+(2a-BT)^2} を計算して、BT=13BSBT = \frac{1}{3} BSとなることを示せばよい。
三角形SATと三角形TBPも相似である。AS:BP = 2a:a = 2:1である。
したがって、ST:BT = 2:1である。
したがって、BT = (1/3) SBである。つまり、BTはSBを三等分する点である。

3. 最終的な答え

PがABの中点であるとき、TはBSを三等分する点となる。
理由は、三角形の相似関係を利用して線分の比を計算することで、BTがBSの1/3の長さになることを示すことができるからである。

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