等差数列をなす3つの数について、(1) 和が12で2乗の和が66である場合、(2) 和が15で積が80である場合に、それぞれの3つの数を求める。

代数学等差数列方程式数列
2025/5/9

1. 問題の内容

等差数列をなす3つの数について、(1) 和が12で2乗の和が66である場合、(2) 和が15で積が80である場合に、それぞれの3つの数を求める。

2. 解き方の手順

(1)
等差数列をなす3つの数を ada-d, aa, a+da+d とおく。
和が12であることから、
(ad)+a+(a+d)=12(a-d) + a + (a+d) = 12
3a=123a = 12
a=4a = 4
2乗の和が66であることから、
(ad)2+a2+(a+d)2=66(a-d)^2 + a^2 + (a+d)^2 = 66
(4d)2+42+(4+d)2=66(4-d)^2 + 4^2 + (4+d)^2 = 66
168d+d2+16+16+8d+d2=6616 - 8d + d^2 + 16 + 16 + 8d + d^2 = 66
48+2d2=6648 + 2d^2 = 66
2d2=182d^2 = 18
d2=9d^2 = 9
d=±3d = \pm 3
d=3d=3 のとき、3つの数は 43=14-3=1, 44, 4+3=74+3=7
d=3d=-3 のとき、3つの数は 4(3)=74-(-3)=7, 44, 4+(3)=14+(-3)=1
いずれにしても、3つの数は1, 4, 7。
(2)
等差数列をなす3つの数を ada-d, aa, a+da+d とおく。
和が15であることから、
(ad)+a+(a+d)=15(a-d) + a + (a+d) = 15
3a=153a = 15
a=5a = 5
積が80であることから、
(ad)a(a+d)=80(a-d) \cdot a \cdot (a+d) = 80
(5d)5(5+d)=80(5-d) \cdot 5 \cdot (5+d) = 80
5(25d2)=805(25 - d^2) = 80
25d2=1625 - d^2 = 16
d2=9d^2 = 9
d=±3d = \pm 3
d=3d=3 のとき、3つの数は 53=25-3=2, 55, 5+3=85+3=8
d=3d=-3 のとき、3つの数は 5(3)=85-(-3)=8, 55, 5+(3)=25+(-3)=2
いずれにしても、3つの数は2, 5, 8。

3. 最終的な答え

(1) 1, 4, 7
(2) 2, 5, 8

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