展開図が与えられた円錐の体積を求める問題です。展開図は、中心角が216度の扇形と、半径が3の円で構成されています。

幾何学円錐体積展開図三平方の定理
2025/3/20

1. 問題の内容

展開図が与えられた円錐の体積を求める問題です。展開図は、中心角が216度の扇形と、半径が3の円で構成されています。

2. 解き方の手順

まず、円錐の底面の円周を求めます。
扇形の弧の長さは、円錐の底面の円周と一致します。扇形の半径を RR とすると、扇形の弧の長さは 2πR×2163602\pi R \times \frac{216}{360} で表されます。
円錐の底面の半径は3なので、円錐の底面の円周は 2π×3=6π2\pi \times 3 = 6\pi です。
したがって、2πR×216360=6π2\pi R \times \frac{216}{360} = 6\pi が成り立ちます。
この式から扇形の半径 RR を求めます。
2πR×216360=6π2\pi R \times \frac{216}{360} = 6\pi
R×216360=3R \times \frac{216}{360} = 3
R=3×360216=3×53=5R = 3 \times \frac{360}{216} = 3 \times \frac{5}{3} = 5
扇形の半径 RR は円錐の母線の長さに等しいので、円錐の母線の長さは5です。
次に、円錐の高さを求めます。
円錐の高さ hh 、底面の半径 rr 、母線の長さ RR の間には、三平方の定理より h2+r2=R2h^2 + r^2 = R^2 の関係があります。
h2+32=52h^2 + 3^2 = 5^2
h2+9=25h^2 + 9 = 25
h2=16h^2 = 16
h=4h = 4
最後に、円錐の体積を求めます。
円錐の体積 VV は、 V=13πr2hV = \frac{1}{3} \pi r^2 h で表されます。
V=13π×32×4=13π×9×4=12πV = \frac{1}{3} \pi \times 3^2 \times 4 = \frac{1}{3} \pi \times 9 \times 4 = 12\pi

3. 最終的な答え

円錐の体積は 12π12\pi です。したがって、選択肢②が正解です。

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