正の奇数の列を群に分ける。第 $n$ 群には $2^{n-1}$ 個の奇数が含まれる。このとき、第 $n$ 群の最初の奇数を求めよ。

数論数列等比数列等差数列群数列奇数
2025/3/20

1. 問題の内容

正の奇数の列を群に分ける。第 nn 群には 2n12^{n-1} 個の奇数が含まれる。このとき、第 nn 群の最初の奇数を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、第 nn 群の最初の奇数が、奇数列の中で何番目の数かを考える。
nn 群の最初の数は、第 11 群から第 n1n-1 群までの奇数の個数の和に1を加えた数である。
kk 群には 2k12^{k-1} 個の奇数が含まれるので、第 11 群から第 n1n-1 群までの奇数の個数の和は、
\sum_{k=1}^{n-1} 2^{k-1} = 2^0 + 2^1 + 2^2 + \dots + 2^{n-2}
これは初項 11, 公比 22 の等比数列の和なので、
\sum_{k=1}^{n-1} 2^{k-1} = \frac{1(2^{n-1} - 1)}{2-1} = 2^{n-1} - 1
したがって、第 nn 群の最初の数は、奇数列の中で 2n11+1=2n12^{n-1} - 1 + 1 = 2^{n-1} 番目の数である。
奇数列は 1,3,5,7,1, 3, 5, 7, \dots であり、これは初項 11, 公差 22 の等差数列である。
この数列の第 mm 項は 1+(m1)2=2m11 + (m-1)2 = 2m - 1 で表される。
したがって、第 nn 群の最初の数は、奇数列の第 2n12^{n-1} 項なので、
2 \cdot 2^{n-1} - 1 = 2^n - 1
となる。

3. 最終的な答え

2n12^n - 1

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