四面体ABCDに対し、ベクトルに関する等式 $\overrightarrow{AP} + 3\overrightarrow{BP} + 4\overrightarrow{CP} + 8\overrightarrow{DP} = \vec{0}$ を満たす点Pはどのような位置にあるか。
2025/5/10
1. 問題の内容
四面体ABCDに対し、ベクトルに関する等式 を満たす点Pはどのような位置にあるか。
2. 解き方の手順
まず、始点をAに統一します。
これらを元の式に代入すると、
ここで、点Eをを満たす点とすると、
となるから、
点Pは線分AEを15:1で内分する点である。
次に点Eの位置を特定する。
ここで点Fをを満たす点とする。このとき点Mをを満たす点とすると, AMは三角形ACDの中線となる。
よってを満たす点はADを2倍のばした線上に存在する点Fなので、間違っている。
より、これは平面BCD上にはない。
ここで、線分CDをに内分する点をQとすると、
線分BQをに分けると、となるためには が成り立たないため不可能。
3. 最終的な答え
点Pは線分AEを15:1に内分する点。ただし点Eはを満たす点である。