まず、与えられたデータの標本平均 xˉ と標本標準偏差 s を計算します。 標本平均 xˉ は、データの総和をデータ数で割ったものです。 xˉ=1071+72+71+72+73+73+71+72+73+72=10720=72 標本標準偏差 s は、各データと標本平均の差の二乗を合計し、データ数-1 で割ったものの平方根です。 s2=n−1∑i=1n(xi−xˉ)2 s2=10−1(71−72)2+(72−72)2+(71−72)2+(72−72)2+(73−72)2+(73−72)2+(71−72)2+(72−72)2+(73−72)2+(72−72)2 s2=91+0+1+0+1+1+1+0+1+0=96=32 s=32≈0.816 次に、信頼度95%における信頼区間を計算します。標本数が小さいので、t分布を用いる必要があります。自由度は n−1=10−1=9 です。信頼度95%に対応するt値は、 t0.025,9≈2.262 です。 信頼区間は次のように計算します。
xˉ±tα/2,n−1ns 72±2.262100.816 72±2.2623.1620.816 72±2.262×0.258 72±0.584 下限: 72−0.584=71.416 上限: 72+0.584=72.584 小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示すと、信頼区間は [71.4, 72.6] となります。選択肢の中で最も近いのは、[71.5, 72.5]です。