A, Bの2枚の硬貨を同時に投げるとき、以下の確率を求めます。 (1) 2枚とも裏が出る確率 (2) 1枚だけ裏が出る確率 (3) 1枚以上裏が出る確率

確率論・統計学確率確率計算硬貨
2025/5/14

1. 問題の内容

A, Bの2枚の硬貨を同時に投げるとき、以下の確率を求めます。
(1) 2枚とも裏が出る確率
(2) 1枚だけ裏が出る確率
(3) 1枚以上裏が出る確率

2. 解き方の手順

硬貨を投げる場合、表と裏が出る確率はそれぞれ12\frac{1}{2}です。
A, Bの硬貨の表裏の出方を全て列挙し、それぞれの事象の確率を計算します。
(1) 2枚とも裏が出る確率
Aが裏で、Bも裏である確率を計算します。
Aが裏である確率は12\frac{1}{2}で、Bが裏である確率は12\frac{1}{2}です。
したがって、2枚とも裏が出る確率は、
12×12=14\frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{4}
となります。
(2) 1枚だけ裏が出る確率
Aが裏でBが表の場合と、Aが表でBが裏の場合の2通りがあります。
Aが裏でBが表である確率は、12×12=14\frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{4}
Aが表でBが裏である確率は、12×12=14\frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{4}
したがって、1枚だけ裏が出る確率は、
14+14=24=12\frac{1}{4} + \frac{1}{4} = \frac{2}{4} = \frac{1}{2}
となります。
(3) 1枚以上裏が出る確率
1枚以上裏が出るのは、
1枚だけ裏が出る場合と、2枚とも裏が出る場合の2つがあります。
1枚だけ裏が出る確率は12\frac{1}{2}、2枚とも裏が出る確率は14\frac{1}{4}なので、
1枚以上裏が出る確率は、12+14=34\frac{1}{2} + \frac{1}{4} = \frac{3}{4}
となります。
または、全体から1枚も裏が出ない確率(つまり、2枚とも表が出る確率)を引くことでも求められます。
2枚とも表が出る確率は、12×12=14\frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{4}
したがって、1枚以上裏が出る確率は、114=341 - \frac{1}{4} = \frac{3}{4}となります。

3. 最終的な答え

(1) 2枚とも裏が出る確率: 14\frac{1}{4}
(2) 1枚だけ裏が出る確率: 12\frac{1}{2}
(3) 1枚以上裏が出る確率: 34\frac{3}{4}

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