1. 問題の内容
ある工場の製品の不良品率は1割である。この製品を1600個購入したとき、不良品が140個以下になる確率を求める。
2. 解き方の手順
この問題は二項分布の問題として扱うことができる。
不良品である確率を 、購入した製品の個数を とすると、不良品の個数 は二項分布 に従う。
平均
分散
標準偏差
が大きいので、二項分布を正規分布で近似することができる。
は近似的に正規分布 に従う。
求める確率は である。
連続修正を行うと、 となる。
標準化を行う。
標準正規分布表から 、 であるから、線形補間により
3. 最終的な答え
求める確率は約0.0521。