1. 問題の内容
1000人の生徒の数学のテストの成績が、平均45点、標準偏差15点の正規分布に従うとき、30点以上60点以下の生徒の人数を求める問題です。
2. 解き方の手順
まず、与えられた情報を整理します。
* 母集団の大きさ:
* 平均:
* 標準偏差:
次に、30点と60点に対応する標準化変量(z値)を計算します。
標準化変量の公式は以下の通りです。
30点のz値は以下の通りです。
60点のz値は以下の通りです。
正規分布表を用いて、z値が-1から1の範囲に含まれる確率を求めます。
は、標準正規分布表から、z=1における値からz=-1における値を引くことで求められます。標準正規分布表においての確率は約0.8413、標準正規分布表においての確率は約0.1587です。よって、です。
または、標準正規分布表において、z=0からz=1の確率を調べ、それを2倍する方法でも求まります。その確率は約0.3413なので、これを2倍すると0.6826となります。
最後に、全体の人数に確率を掛けて、該当する生徒の人数を求めます。
生徒の人数は整数である必要があるため、四捨五入して683人とします。
3. 最終的な答え
30点以上60点以下の生徒の人数は約683人です。