1から3までの数字が書かれたカードが合計10枚あります。「1」のカードが3枚、「2」のカードが5枚、「3」のカードが2枚です。この10枚のカードから1枚を引くとき、出る数字を$X$とします。$X$の期待値を求めなさい。

確率論・統計学期待値確率確率分布
2025/5/10

1. 問題の内容

1から3までの数字が書かれたカードが合計10枚あります。「1」のカードが3枚、「2」のカードが5枚、「3」のカードが2枚です。この10枚のカードから1枚を引くとき、出る数字をXXとします。XXの期待値を求めなさい。

2. 解き方の手順

期待値は、各値とその値を取る確率の積の総和で求められます。
まず、XXが1, 2, 3である確率をそれぞれ計算します。
* X=1X=1である確率は、1のカードが3枚あるので、310\frac{3}{10}です。
* X=2X=2である確率は、2のカードが5枚あるので、510\frac{5}{10}です。
* X=3X=3である確率は、3のカードが2枚あるので、210\frac{2}{10}です。
次に、期待値を計算します。期待値E(X)E(X)は以下のように計算できます。
E(X)=1×P(X=1)+2×P(X=2)+3×P(X=3)E(X) = 1 \times P(X=1) + 2 \times P(X=2) + 3 \times P(X=3)
上記の確率を代入すると、
E(X)=1×310+2×510+3×210E(X) = 1 \times \frac{3}{10} + 2 \times \frac{5}{10} + 3 \times \frac{2}{10}
E(X)=310+1010+610E(X) = \frac{3}{10} + \frac{10}{10} + \frac{6}{10}
E(X)=3+10+610=1910E(X) = \frac{3 + 10 + 6}{10} = \frac{19}{10}

3. 最終的な答え

1910\frac{19}{10}

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