2次方程式 $x^2 + mx + m = 0$ が与えられています。この2次方程式が、(1) 異なる2つの虚数解を持つとき、(2) 異なる2つの実数解を持つとき、それぞれ定数 $m$ の値の範囲を求める問題です。

代数学二次方程式判別式不等式
2025/5/10

1. 問題の内容

2次方程式 x2+mx+m=0x^2 + mx + m = 0 が与えられています。この2次方程式が、(1) 異なる2つの虚数解を持つとき、(2) 異なる2つの実数解を持つとき、それぞれ定数 mm の値の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の判別式 DD は、D=b24acD = b^2 - 4ac で与えられます。判別式を用いると、2次方程式の解の種類を判別できます。
* D>0D > 0 のとき、異なる2つの実数解を持つ。
* D=0D = 0 のとき、重解(実数解)を持つ。
* D<0D < 0 のとき、異なる2つの虚数解を持つ。
与えられた2次方程式 x2+mx+m=0x^2 + mx + m = 0 について、判別式 DD は次のようになります。
a=1a = 1, b=mb = m, c=mc = m であるから、
D=m24(1)(m)=m24m=m(m4)D = m^2 - 4(1)(m) = m^2 - 4m = m(m-4)
(1) 異なる2つの虚数解を持つとき、D<0D < 0 である必要があります。
m(m4)<0m(m-4) < 0
この不等式を解くと、0<m<40 < m < 4
(2) 異なる2つの実数解を持つとき、D>0D > 0 である必要があります。
m(m4)>0m(m-4) > 0
この不等式を解くと、m<0m < 0 または m>4m > 4

3. 最終的な答え

(1) 異なる2つの虚数解を持つとき: 0<m<40 < m < 4
(2) 異なる2つの実数解を持つとき: m<0m < 0 または m>4m > 4

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