ベクトルを用いて証明します。
AB=b, AD=d とします。 点Eは辺CDを1:2に内分するので、
AE=AD+DE=AD+31DC=d+31b 点Fは対角線BDを3:2に内分するので、
AF=3+22AB+3AD=52b+3d=52b+53d 3点A, F, Eが一直線上にあることを示すには、AE=kAF (kは実数)と表せることを示せば良いです。 AE=d+31b=31b+d AF=52b+53d より、b=25AF−23d AE=31(25AF−23d)+d=65AF−21d+d=65AF+21d AFをAEで表すと、 AF=65AF+21dを変形してdを求めると、 53AF=dとなる。 AE=xAF となるxを求めたい。 d+31b=x(52b+53d) d+31b=52xb+53xd 係数を比較して
31=52x より x=65 1=53x より x=35 計算が間違っているので、修正します。
AE=kAF を示したい。 AE=31b+d AF=52b+53d AE=kAF より、 31b+d=k(52b+53d) 31b+d=52kb+53kd 係数を比較して
31=52k より k=65 1=53k より k=35 矛盾が発生するため、b と d は一次独立ではないことが考えられます。 別の解法を検討します。
OA=a を基準点として、 OE=OA+AE AE=d+31b OE=a+31b+d OF=OA+AF AF=52b+53d OF=a+52b+53d AF=kAE を仮定します。 AF=OF−OA=52b+53d AE=OE−OA=31b+d 52b+53d=t(31b+d)とおくと、 52=3t, 53=t t=56, t=53 矛盾が発生します。
AE=tAF 31AB+AD=t(52AB+53AD) 31=52t より t=65 1=53t より t=35 OE=sOA+tOF かつ s+t=1 a+31b+d=sa+t(a+52b+53d) a+31b+d=(s+t)a+52tb+53td s+t=1, 31=52t, 1=53t t=35, t=65, t=35 別の解法
点Aを原点とする位置ベクトルで考えます。
bとdを用いて表すと AE=31AB+AD=31b+d AF=52AB+53AD=52b+53d この時、A,F,Eが同一直線上にあるには、ある実数kを用いて
AE=kAF 31b+d=k(52b+53d) 31b+d=52kb+53kd 31=52kより、k=65 1=53kより、k=35 kの値が一致しないので、3点A, F, Eは同一直線上にない。