問題は、ベクトルに関する計算、直線の方程式、球の方程式を求めるものです。具体的には、以下の4つの問いがあります。 (1) $\vec{a} = (1, 2)$, $\vec{b} = (-1, 3)$のとき、$\vec{a} \cdot \vec{b}$と$|\vec{a}|$を求めよ。 (2) $|\vec{a}| = 2$, $|\vec{b}| = 3$, $\vec{a} - \vec{b}$と$6\vec{a} + \vec{b}$が垂直のとき、$\vec{a}$と$\vec{b}$のなす角$\theta$を求めよ。 (3) 点(3, 6)を通り、$\vec{u} = (-1, 2)$を方向ベクトルとする直線の媒介変数表示を求めよ。 (4) 中心が(-1, 3, 2)で、$yz$平面に接する球面の方程式を求めよ。

幾何学ベクトル内積直線の方程式球の方程式媒介変数表示
2025/8/2
はい、承知いたしました。与えられた数学の問題を解いていきます。

1. 問題の内容

問題は、ベクトルに関する計算、直線の方程式、球の方程式を求めるものです。具体的には、以下の4つの問いがあります。
(1) a=(1,2)\vec{a} = (1, 2), b=(1,3)\vec{b} = (-1, 3)のとき、ab\vec{a} \cdot \vec{b}a|\vec{a}|を求めよ。
(2) a=2|\vec{a}| = 2, b=3|\vec{b}| = 3, ab\vec{a} - \vec{b}6a+b6\vec{a} + \vec{b}が垂直のとき、a\vec{a}b\vec{b}のなす角θ\thetaを求めよ。
(3) 点(3, 6)を通り、u=(1,2)\vec{u} = (-1, 2)を方向ベクトルとする直線の媒介変数表示を求めよ。
(4) 中心が(-1, 3, 2)で、yzyz平面に接する球面の方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
ab=(1)(1)+(2)(3)=1+6=5\vec{a} \cdot \vec{b} = (1)(-1) + (2)(3) = -1 + 6 = 5
a=12+22=1+4=5|\vec{a}| = \sqrt{1^2 + 2^2} = \sqrt{1 + 4} = \sqrt{5}
(2)
ab\vec{a} - \vec{b}6a+b6\vec{a} + \vec{b}が垂直なので、内積は0。
(ab)(6a+b)=0(\vec{a} - \vec{b}) \cdot (6\vec{a} + \vec{b}) = 0
6a2+ab6abb2=06|\vec{a}|^2 + \vec{a} \cdot \vec{b} - 6\vec{a} \cdot \vec{b} - |\vec{b}|^2 = 0
6a25abb2=06|\vec{a}|^2 - 5\vec{a} \cdot \vec{b} - |\vec{b}|^2 = 0
a=2|\vec{a}| = 2, b=3|\vec{b}| = 3を代入すると、
6(22)5ab32=06(2^2) - 5\vec{a} \cdot \vec{b} - 3^2 = 0
245ab9=024 - 5\vec{a} \cdot \vec{b} - 9 = 0
155ab=015 - 5\vec{a} \cdot \vec{b} = 0
ab=3\vec{a} \cdot \vec{b} = 3
ab=abcosθ\vec{a} \cdot \vec{b} = |\vec{a}| |\vec{b}| \cos{\theta}
3=23cosθ3 = 2 \cdot 3 \cos{\theta}
cosθ=36=12\cos{\theta} = \frac{3}{6} = \frac{1}{2}
θ=π3\theta = \frac{\pi}{3} (ラジアン)
θ=60\theta = 60^{\circ}
(3)
点(3, 6)を通り、u=(1,2)\vec{u} = (-1, 2)を方向ベクトルとする直線の媒介変数表示は、
x=3tx = 3 - t
y=6+2ty = 6 + 2t
(4)
中心が(-1, 3, 2)で、yzyz平面に接する球の半径は、中心のxx座標の絶対値に等しい。
半径 r=1=1r = |-1| = 1
球面の方程式は、
(x+1)2+(y3)2+(z2)2=12(x + 1)^2 + (y - 3)^2 + (z - 2)^2 = 1^2
(x+1)2+(y3)2+(z2)2=1(x + 1)^2 + (y - 3)^2 + (z - 2)^2 = 1

3. 最終的な答え

(1) ab=5\vec{a} \cdot \vec{b} = 5, a=5|\vec{a}| = \sqrt{5}
(2) θ=60\theta = 60^{\circ}
(3) x=3tx = 3 - t, y=6+2ty = 6 + 2t
(4) (x+1)2+(y3)2+(z2)2=1(x + 1)^2 + (y - 3)^2 + (z - 2)^2 = 1
画像中の解答欄の番号に対応させると、以下のようになります。
1: 5
2: √5
3: 60
4:
5: 3
6: 6
7: 2
8: 1
9: 3
10: 2
11: 1

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