台形ABCDにおいて、$AD:BC=1:4$, $AP:PB=1:3$, $AD//PQ//BC$ である。$PQ=14$cmのとき、辺BCの長さを求める問題です。

幾何学台形相似平行線線分の比
2025/8/2

1. 問題の内容

台形ABCDにおいて、AD:BC=1:4AD:BC=1:4, AP:PB=1:3AP:PB=1:3, AD//PQ//BCAD//PQ//BC である。PQ=14PQ=14cmのとき、辺BCの長さを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、AP:PB=1:3AP:PB=1:3より、ABABを4等分したうちのAPAPが1に対応し、PBPBが3に対応します。
平行線と線分の比の関係より、AD:PQ:BC=(AP):(AB)=1:4AD:PQ:BC = (AP):(AB) = 1:4 とはなりません。
AP:AB=1:(1+3)=1:4AP:AB = 1:(1+3) = 1:4
AQ:AC=AP:AB=1:4AQ:AC = AP:AB = 1:4
PQ=xPQ = x とすると、三角形ABCにおいて、
AP:AB=PQAD:BCADAP:AB=PQ-AD:BC-AD
1:4=(PQAD):(BCAD)1:4 = (PQ-AD):(BC-AD)
BCAD=4(PQAD)BC-AD = 4(PQ-AD)
BCAD=4PQ4ADBC - AD = 4PQ - 4AD
BC=4PQ3ADBC = 4PQ - 3AD
問題文より、AD:BC=1:4AD:BC=1:4なので、BC=4ADBC = 4AD
4AD=4PQ3AD4AD = 4PQ - 3AD
7AD=4PQ7AD = 4PQ
PQ=14PQ = 14 より、7AD=414=567AD = 4 * 14 = 56
AD=56/7=8AD = 56/7 = 8
BC=4AD=48=32BC = 4AD = 4 * 8 = 32
もう一つの解き方
台形ABCDにおいて、ABとCDの交点をOとする。
三角形OADと三角形OBCは相似である。
相似比は、AD:BC = 1:4
三角形OAPと三角形OBCも相似である。
AP:PB = 1:3 なので、AP:AB = 1:4
AP:AB = 1:4 = 三角形OAP:三角形OBC の相似比
三角形OADと三角形OPQも相似である。
AD:PQ=OA:(OA+AP)=14AD:PQ = OA:(OA+AP) = 14
BC=4ADBC=4AD より
PQ=APABBC+PBABAD=14BC+34ADPQ=\frac{AP}{AB}BC+\frac{PB}{AB}AD=\frac{1}{4}BC+\frac{3}{4}AD
14=14BC+34(14BC)14 = \frac{1}{4}BC + \frac{3}{4}(\frac{1}{4}BC)
14=14BC+316BC14 = \frac{1}{4}BC + \frac{3}{16}BC
14=416BC+316BC=716BC14 = \frac{4}{16}BC + \frac{3}{16}BC = \frac{7}{16}BC
BC=14167=216=32BC = 14 * \frac{16}{7} = 2 * 16 = 32

3. 最終的な答え

32cm

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