1辺の長さが1の正四面体ABCDにおいて、辺CDの中点をMとする。内積 $\vec{AB} \cdot \vec{AC}$ と $\vec{AB} \cdot \vec{AM}$ をそれぞれ求め、その値を分数で表すとき、分母と分子に当てはまる数字を答える。

幾何学ベクトル内積空間図形正四面体
2025/8/2

1. 問題の内容

1辺の長さが1の正四面体ABCDにおいて、辺CDの中点をMとする。内積 ABAC\vec{AB} \cdot \vec{AC}ABAM\vec{AB} \cdot \vec{AM} をそれぞれ求め、その値を分数で表すとき、分母と分子に当てはまる数字を答える。

2. 解き方の手順

まず、ABAC\vec{AB} \cdot \vec{AC} を求める。正四面体なので、BAC=60\angle BAC = 60^\circ であり、|AB\vec{AB}| = |AC\vec{AC}| = 1。したがって、
ABAC=ABACcos60=1112=12\vec{AB} \cdot \vec{AC} = |\vec{AB}| |\vec{AC}| \cos{60^\circ} = 1 \cdot 1 \cdot \frac{1}{2} = \frac{1}{2}
次に、ABAM\vec{AB} \cdot \vec{AM} を求める。
AM=12(AC+AD)\vec{AM} = \frac{1}{2} (\vec{AC} + \vec{AD})と表せる。したがって、
ABAM=AB12(AC+AD)=12(ABAC+ABAD)\vec{AB} \cdot \vec{AM} = \vec{AB} \cdot \frac{1}{2} (\vec{AC} + \vec{AD}) = \frac{1}{2} (\vec{AB} \cdot \vec{AC} + \vec{AB} \cdot \vec{AD})
ABAC\vec{AB} \cdot \vec{AC}ABAD\vec{AB} \cdot \vec{AD} はいずれも 12\frac{1}{2} なので、
ABAM=12(12+12)=121=12\vec{AB} \cdot \vec{AM} = \frac{1}{2} (\frac{1}{2} + \frac{1}{2}) = \frac{1}{2} \cdot 1 = \frac{1}{2}
問題文には、 ABAC=()()\vec{AB} \cdot \vec{AC} = \frac{(ア)}{(イ)}, ABAM=()()\vec{AB} \cdot \vec{AM} = \frac{(ウ)}{(エ)} となっているので、
ABAC=12\vec{AB} \cdot \vec{AC} = \frac{1}{2} より、ア=1, イ=

2. $\vec{AB} \cdot \vec{AM} = \frac{1}{2}$ より、ウ=1, エ=

2.

3. 最終的な答え

ABAC=12\vec{AB} \cdot \vec{AC} = \frac{1}{2}
ABAM=12\vec{AB} \cdot \vec{AM} = \frac{1}{2}

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