Aの袋には2, 3, 6, 8の番号が書かれたカードが、Bの袋には3, 4, 6, 9の番号が書かれたカードが入っている。A, Bの袋からカードを1枚ずつ引くとき、引いたカードの番号の積が3の倍数になる確率を求める。

確率論・統計学確率場合の数倍数
2025/5/10

1. 問題の内容

Aの袋には2, 3, 6, 8の番号が書かれたカードが、Bの袋には3, 4, 6, 9の番号が書かれたカードが入っている。A, Bの袋からカードを1枚ずつ引くとき、引いたカードの番号の積が3の倍数になる確率を求める。

2. 解き方の手順

まず、A, Bそれぞれの袋からカードを1枚ずつ引く場合の総数を求める。
Aの袋からカードを引く場合の数は4通り、Bの袋からカードを引く場合の数も4通りなので、全部で4×4=164 \times 4 = 16通りの組み合わせがある。
次に、積が3の倍数にならない場合を考える。これは、Aの袋から3の倍数でないカード(2, 8)を引き、Bの袋からも3の倍数でないカード(4)を引く場合である。
Aから2を引く場合はBから4を引けば積は8となり、これは3の倍数ではない。
Aから8を引く場合はBから4を引けば積は32となり、これは3の倍数ではない。
したがって、積が3の倍数にならない場合の数は2×1=22 \times 1 = 2通りである。
積が3の倍数になる場合の数は、全体の組み合わせ数から積が3の倍数にならない場合の数を引けば良いので、162=1416 - 2 = 14通りとなる。
求める確率は、積が3の倍数になる場合の数全体の組み合わせ数 \frac{\text{積が3の倍数になる場合の数}}{\text{全体の組み合わせ数}} で計算できる。
したがって、求める確率は 1416=78\frac{14}{16} = \frac{7}{8} となる。

3. 最終的な答え

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