三角形ABCにおいて、以下の条件が与えられたときに、指定された値を求めます。 (1) $a = 3$, $A = 150^\circ$ のとき、外接円の半径 $R$ (2) $a = \sqrt{2}$, $A = 45^\circ$, $B = 120^\circ$ のとき、$b$ (3) $a = 2$, $c = 3\sqrt{2}$, $B = 45^\circ$ のとき、$b$

幾何学三角形正弦定理余弦定理外接円角度辺の長さ
2025/3/20

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、以下の条件が与えられたときに、指定された値を求めます。
(1) a=3a = 3, A=150A = 150^\circ のとき、外接円の半径 RR
(2) a=2a = \sqrt{2}, A=45A = 45^\circ, B=120B = 120^\circ のとき、bb
(3) a=2a = 2, c=32c = 3\sqrt{2}, B=45B = 45^\circ のとき、bb

2. 解き方の手順

(1) 正弦定理を用います。正弦定理は、asinA=bsinB=csinC=2R\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C} = 2R です。
a=3a = 3, A=150A = 150^\circ なので、
3sin150=2R\frac{3}{\sin 150^\circ} = 2R
sin150=sin(18030)=sin30=12\sin 150^\circ = \sin (180^\circ - 30^\circ) = \sin 30^\circ = \frac{1}{2} なので、
31/2=2R\frac{3}{1/2} = 2R
6=2R6 = 2R
R=3R = 3
(2) 正弦定理を用いて、bb を求めます。
asinA=bsinB\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B}
2sin45=bsin120\frac{\sqrt{2}}{\sin 45^\circ} = \frac{b}{\sin 120^\circ}
sin45=22\sin 45^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2}, sin120=sin(18060)=sin60=32\sin 120^\circ = \sin (180^\circ - 60^\circ) = \sin 60^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2} なので、
222=b32\frac{\sqrt{2}}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{b}{\frac{\sqrt{3}}{2}}
2=2b32 = \frac{2b}{\sqrt{3}}
23=2b2\sqrt{3} = 2b
b=3b = \sqrt{3}
(3) 余弦定理を用います。余弦定理は、b2=a2+c22accosBb^2 = a^2 + c^2 - 2ac \cos B です。
a=2a = 2, c=32c = 3\sqrt{2}, B=45B = 45^\circ なので、
b2=22+(32)22(2)(32)cos45b^2 = 2^2 + (3\sqrt{2})^2 - 2(2)(3\sqrt{2})\cos 45^\circ
b2=4+1812222b^2 = 4 + 18 - 12\sqrt{2} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2}
b2=2212222b^2 = 22 - 12\sqrt{2} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2}
b2=2212b^2 = 22 - 12
b2=10b^2 = 10
b=10b = \sqrt{10}

3. 最終的な答え

(1) R=3R = 3
(2) b=3b = \sqrt{3}
(3) b=10b = \sqrt{10}

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