2つの袋A, Bがあり、それぞれの袋に1から7の数が書かれた7枚のカードが入っている。Pさんが袋Aから同時に3枚のカードを取り出し、Qさんが袋Bから同時に3枚のカードを取り出す。 (1) Pさんが取り出した3枚のカードに書かれた数がすべて奇数である確率を求める。 (2) Qさんが取り出した3枚のカードの中に2が含まれている確率を求める。 (3) PさんとQさんが取り出した3枚のカードに書かれた数がすべて同じである確率と、1枚だけ同じである確率を求める。
2025/3/20
1. 問題の内容
2つの袋A, Bがあり、それぞれの袋に1から7の数が書かれた7枚のカードが入っている。Pさんが袋Aから同時に3枚のカードを取り出し、Qさんが袋Bから同時に3枚のカードを取り出す。
(1) Pさんが取り出した3枚のカードに書かれた数がすべて奇数である確率を求める。
(2) Qさんが取り出した3枚のカードの中に2が含まれている確率を求める。
(3) PさんとQさんが取り出した3枚のカードに書かれた数がすべて同じである確率と、1枚だけ同じである確率を求める。
2. 解き方の手順
(1) 袋Aには1, 3, 5, 7の4つの奇数のカードがある。Pさんが取り出した3枚のカードがすべて奇数である確率を求める。
7枚のカードから3枚を取り出す組み合わせは 通り。
4枚の奇数のカードから3枚を取り出す組み合わせは 通り。
したがって、確率は となる。
(2) Qさんが取り出した3枚のカードの中に2が含まれている確率を求める。
2が含まれているということは、残りの2枚は2以外の6枚から選ぶことになる。
6枚から2枚を選ぶ組み合わせは 通り。
したがって、確率は となる。
(3) PさんとQさんが取り出した3枚のカードに書かれた数がすべて同じである確率を求める。
Pさんが取り出す3枚のカードの組み合わせは35通り。QさんがPさんと同じ3枚を取り出すのは1通り。
したがって、確率は ではなく、である。通りのうち、PさんとQさんが同じカードを選ぶのは35通りのうち1通りなので、
1枚だけ同じである確率を求める。
Pさんが取り出したカードを{a, b, c}とする。Qさんが取り出したカードのうち1枚だけ同じであるとき、同じカードがa, b, cのどれであるかで場合分けができる。
Qさんはa,b,cのうち1枚を取り、残りの2枚はa,b,c以外の4枚から選ぶ。
4枚から2枚を選ぶ組み合わせは 通り。
同じカードを選ぶのがa, b, cのどれであるかで3通りある。
したがって、1枚だけ同じカードを選ぶ組み合わせは通り。
1枚だけ同じである確率は となる。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) すべて同じ:
1枚だけ同じ: