中心が $(2, 5)$ で、円 $x^2 + y^2 - 2y - 4 = 0$ に接する円の方程式を求める問題です。

幾何学方程式座標平面接する半径中心
2025/3/20

1. 問題の内容

中心が (2,5)(2, 5) で、円 x2+y22y4=0x^2 + y^2 - 2y - 4 = 0 に接する円の方程式を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた円の方程式を平方完成して、中心と半径を求めます。
x2+y22y4=0x^2 + y^2 - 2y - 4 = 0
x2+(y22y)4=0x^2 + (y^2 - 2y) - 4 = 0
x2+(y22y+1)14=0x^2 + (y^2 - 2y + 1) - 1 - 4 = 0
x2+(y1)2=5x^2 + (y - 1)^2 = 5
よって、与えられた円の中心は (0,1)(0, 1) で、半径は 5\sqrt{5} です。
次に、求める円の中心 (2,5)(2, 5) と与えられた円の中心 (0,1)(0, 1) の距離を求めます。
中心間の距離 dd は、
d=(20)2+(51)2=22+42=4+16=20=25d = \sqrt{(2 - 0)^2 + (5 - 1)^2} = \sqrt{2^2 + 4^2} = \sqrt{4 + 16} = \sqrt{20} = 2\sqrt{5}
求める円の半径を rr とします。二つの円が接するということは、中心間の距離 dd が二つの円の半径の和または差に等しいことを意味します。
d=r±5d = |r \pm \sqrt{5}|
25=r±52\sqrt{5} = |r \pm \sqrt{5}|
ここで2つの場合を考えます。

1. $2\sqrt{5} = r + \sqrt{5}$ の場合

r=255=5r = 2\sqrt{5} - \sqrt{5} = \sqrt{5}

2. $2\sqrt{5} = |r - \sqrt{5}|$ の場合

r5=25r - \sqrt{5} = 2\sqrt{5} または r5=25r - \sqrt{5} = -2\sqrt{5}
r=35r = 3\sqrt{5} または r=5r = -\sqrt{5}. 半径は正なので、r=35r = 3\sqrt{5}
求める円の方程式は (x2)2+(y5)2=r2(x - 2)^2 + (y - 5)^2 = r^2 です。
r=5r = \sqrt{5} のとき、 (x2)2+(y5)2=(5)2=5(x - 2)^2 + (y - 5)^2 = (\sqrt{5})^2 = 5
r=35r = 3\sqrt{5} のとき、 (x2)2+(y5)2=(35)2=45(x - 2)^2 + (y - 5)^2 = (3\sqrt{5})^2 = 45

3. 最終的な答え

(x2)2+(y5)2=5(x - 2)^2 + (y - 5)^2 = 5
または
(x2)2+(y5)2=45(x - 2)^2 + (y - 5)^2 = 45

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