中心O、半径2の円があり、円周を12等分した点のうち、3点A, B, Cが円周上にあり、弧AB:弧BC:弧CA = 3:5:4を満たす。このとき、以下の2つの問題を解きます。 * 問1: ∠AOBの大きさを求める。 * 問2: △ABCの面積を求める。

幾何学円周角扇形三角形の面積三角比
2025/8/1

1. 問題の内容

中心O、半径2の円があり、円周を12等分した点のうち、3点A, B, Cが円周上にあり、弧AB:弧BC:弧CA = 3:5:4を満たす。このとき、以下の2つの問題を解きます。
* 問1: ∠AOBの大きさを求める。
* 問2: △ABCの面積を求める。

2. 解き方の手順

* 問1: ∠AOBの大きさ
円周は360°であり、円周を12等分しているので、1つの分割された弧に対する中心角は 360/12=30360^\circ / 12 = 30^\circです。
弧ABの長さは全体の3/12なので、弧ABに対する中心角∠AOBは 3×30=903 \times 30^\circ = 90^\circとなります。
* 問2: △ABCの面積
弧AB:弧BC:弧CA = 3:5:4であり、全体は12です。従って、∠AOB = 3/12×360=903/12 \times 360^\circ = 90^\circ, ∠BOC = 5/12×360=1505/12 \times 360^\circ = 150^\circ, ∠COA = 4/12×360=1204/12 \times 360^\circ = 120^\circです。
△ABCの面積は、△OAB + △OBC + △OCAで計算できます。各三角形の面積は、1/2×r2×sin(θ)1/2 \times r^2 \times \sin(\theta) (rは半径、θ\thetaは中心角)で求められます。半径は2なので、r2=4r^2=4です。
* △OABの面積 = 12×4×sin(90)=2×1=2\frac{1}{2} \times 4 \times \sin(90^\circ) = 2 \times 1 = 2
* △OBCの面積 = 12×4×sin(150)=2×12=1\frac{1}{2} \times 4 \times \sin(150^\circ) = 2 \times \frac{1}{2} = 1
* △OCAの面積 = 12×4×sin(120)=2×32=3\frac{1}{2} \times 4 \times \sin(120^\circ) = 2 \times \frac{\sqrt{3}}{2} = \sqrt{3}
したがって、△ABCの面積 = 2 + 1 + 3\sqrt{3} = 3 + 3\sqrt{3}

3. 最終的な答え

* 問1: ∠AOBの大きさ = 90° (e)
* 問2: △ABCの面積 = 3 + 3\sqrt{3} (b)

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