与えられた式を平方完成に近い形に変形し、さらに因数分解を行う。
まず、x4+3x2+4 に x2 を足して引き、平方の差を作ることを試みる。 x4+3x2+4=x4+4x2+4−x2=(x2+2)2−x2 ここで、平方の差の公式 a2−b2=(a+b)(a−b) を用いる。 (x2+2)2−x2=(x2+2+x)(x2+2−x) 整理して、
(x2+x+2)(x2−x+2) それぞれの2次式がさらに因数分解できるかを確認する。判別式を計算する。
x2+x+2 の判別式は 12−4⋅1⋅2=1−8=−7<0 なので、実数の範囲では因数分解できない。 x2−x+2 の判別式は (−1)2−4⋅1⋅2=1−8=−7<0 なので、実数の範囲では因数分解できない。 したがって、x4+3x2+4=(x2+x+2)(x2−x+2) が最終的な因数分解の結果となる。