複素数平面上の2点A($\alpha$)、B($\beta$)と原点Oが一直線上にあるとき、実数x, yの値を求める問題です。具体的には、以下の2つの問題があります。 (1) $\alpha = 8 - 2i$, $\beta = x + i$ のときの実数xの値を求めます。 (2) $\alpha = 3 + 9i$, $\beta = 2 + yi$ のときの実数yの値を求めます。

代数学複素数複素数平面実数線形性
2025/5/11

1. 問題の内容

複素数平面上の2点A(α\alpha)、B(β\beta)と原点Oが一直線上にあるとき、実数x, yの値を求める問題です。具体的には、以下の2つの問題があります。
(1) α=82i\alpha = 8 - 2i, β=x+i\beta = x + i のときの実数xの値を求めます。
(2) α=3+9i\alpha = 3 + 9i, β=2+yi\beta = 2 + yi のときの実数yの値を求めます。

2. 解き方の手順

複素数α\alphaβ\betaが複素数平面上で原点と一直線上にあるということは、β=kα\beta = k\alpha (kは実数)と表せるということです。
(1) α=82i\alpha = 8 - 2i, β=x+i\beta = x + i の場合:
β=kα\beta = k\alpha より、
x+i=k(82i)x + i = k(8 - 2i)
x+i=8k2kix + i = 8k - 2ki
実部と虚部を比較すると、
x=8kx = 8k
1=2k1 = -2k
2番目の式から、k=12k = -\frac{1}{2}となります。
これを1番目の式に代入すると、x=8×(12)=4x = 8 \times (-\frac{1}{2}) = -4
(2) α=3+9i\alpha = 3 + 9i, β=2+yi\beta = 2 + yi の場合:
β=kα\beta = k\alpha より、
2+yi=k(3+9i)2 + yi = k(3 + 9i)
2+yi=3k+9ki2 + yi = 3k + 9ki
実部と虚部を比較すると、
2=3k2 = 3k
y=9ky = 9k
1番目の式から、k=23k = \frac{2}{3}となります。
これを2番目の式に代入すると、y=9×(23)=6y = 9 \times (\frac{2}{3}) = 6

3. 最終的な答え

(1) x=4x = -4
(2) y=6y = 6

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