集合Aを1以上100以下の2の倍数、集合Bを1以上100以下の3の倍数とするとき、$n(A \cup B)$ を求める。

離散数学集合集合の要素数包除原理
2025/5/11

1. 問題の内容

集合Aを1以上100以下の2の倍数、集合Bを1以上100以下の3の倍数とするとき、n(AB)n(A \cup B) を求める。

2. 解き方の手順

まず、集合Aの要素数 n(A)n(A) を求めます。1以上100以下の2の倍数の個数は、100を2で割った数なので、
n(A)=1002=50n(A) = \frac{100}{2} = 50
次に、集合Bの要素数 n(B)n(B) を求めます。1以上100以下の3の倍数の個数は、100を3で割った数の整数部分なので、
n(B)=1003=33n(B) = \left\lfloor \frac{100}{3} \right\rfloor = 33
次に、ABA \cap B を求めます。ABA \cap B は2の倍数かつ3の倍数なので、6の倍数になります。1以上100以下の6の倍数の個数は、100を6で割った数の整数部分なので、
n(AB)=1006=16n(A \cap B) = \left\lfloor \frac{100}{6} \right\rfloor = 16
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B) の公式を使って、n(AB)n(A \cup B) を計算します。
n(AB)=50+3316=8316=67n(A \cup B) = 50 + 33 - 16 = 83 - 16 = 67

3. 最終的な答え

67

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