集合Aは1以上100以下の9の倍数、集合Bは1以上100以下の11の倍数である。このとき、$n(A \cup B)$、つまりAとBの和集合の要素の個数を求めよ。

離散数学集合和集合要素の個数ベン図
2025/5/11

1. 問題の内容

集合Aは1以上100以下の9の倍数、集合Bは1以上100以下の11の倍数である。このとき、n(AB)n(A \cup B)、つまりAとBの和集合の要素の個数を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、集合Aの要素の個数n(A)n(A)を求める。100 ÷ 9 = 11.11...なので、9の倍数は11個存在する。
n(A)=11n(A) = 11
次に、集合Bの要素の個数n(B)n(B)を求める。100 ÷ 11 = 9.09...なので、11の倍数は9個存在する。
n(B)=9n(B) = 9
次に、ABA \cap B、つまりAとBの共通部分の要素の個数n(AB)n(A \cap B)を求める。AとBの共通部分は、9と11の公倍数、つまり99の倍数である。1以上100以下の99の倍数は99のみなので、1個である。
n(AB)=1n(A \cap B) = 1
最後に、和集合の要素の個数を求める公式を用いる。
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B)
この公式に値を代入すると、
n(AB)=11+91=19n(A \cup B) = 11 + 9 - 1 = 19

3. 最終的な答え

19

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