外積の定義と、平行四辺形の面積の関係を利用して解きます。
外積 a×b は、a=(a1,a2,a3)、b=(b1,b2,b3) とすると、次のように計算できます。 a×b=(a2b3−a3b2,a3b1−a1b3,a1b2−a2b1) 平行四辺形の面積 S は、外積の絶対値 ∣a×b∣ で与えられます。 S=∣a×b∣=(a2b3−a3b2)2+(a3b1−a1b3)2+(a1b2−a2b1)2 各問題について、外積を計算し、その絶対値を求めます。
(1) a=123, b=113 a×b=(2⋅3−3⋅1,3⋅1−1⋅3,1⋅1−2⋅1)=(6−3,3−3,1−2)=(3,0,−1) S=∣a×b∣=32+02+(−1)2=9+0+1=10 (2) a=−214, b=−203 a×b=(1⋅3−4⋅0,4⋅(−2)−(−2)⋅3,(−2)⋅0−1⋅(−2))=(3−0,−8+6,0+2)=(3,−2,2) S=∣a×b∣=32+(−2)2+22=9+4+4=17 (3) a=20−1, b=215 a×b=(0⋅5−(−1)⋅1,(−1)⋅2−2⋅5,2⋅1−0⋅2)=(0+1,−2−10,2−0)=(1,−12,2) S=∣a×b∣=12+(−12)2+22=1+144+4=149 (4) a=234, b=031 a×b=(3⋅1−4⋅3,4⋅0−2⋅1,2⋅3−3⋅0)=(3−12,0−2,6−0)=(−9,−2,6) S=∣a×b∣=(−9)2+(−2)2+62=81+4+36=121=11