1. 問題の内容
底面の半径が2、母線の長さが12の円錐がある。点Aから円錐の側面をそって点Aまで戻るときの最短距離を求める。
2. 解き方の手順
円錐の側面を展開すると扇形になる。
扇形の半径は母線の長さに等しいので12。
扇形の弧の長さは底面の円周に等しいので、。
扇形の中心角をとすると、より、。
これは60度である。
点Aから点Aまで側面をそって戻る最短距離は、展開図において点Aと点Aを結ぶ線分の長さである。
扇形を展開したとき、元の点Aは2つ現れ、これらをA1, A2とする。
扇形の中心をOとすると、三角形OA1A2はOA1 = OA2 = 12、角A1OA2 = の二等辺三角形である。
角A1OA2が60度なので、三角形OA1A2は正三角形である。
したがって、A1A2の長さは12である。
3. 最終的な答え
12