底面の半径が2、母線の長さが12の円錐がある。点Aから円錐の側面をそって点Aまで戻るときの最短距離を求める。

幾何学円錐展開図最短距離扇形正三角形
2025/5/11

1. 問題の内容

底面の半径が2、母線の長さが12の円錐がある。点Aから円錐の側面をそって点Aまで戻るときの最短距離を求める。

2. 解き方の手順

円錐の側面を展開すると扇形になる。
扇形の半径は母線の長さに等しいので12。
扇形の弧の長さは底面の円周に等しいので、2π×2=4π2 \pi \times 2 = 4\pi
扇形の中心角をθ\thetaとすると、12θ=4π12 \theta = 4\piより、θ=4π12=π3\theta = \frac{4\pi}{12} = \frac{\pi}{3}
これは60度である。
点Aから点Aまで側面をそって戻る最短距離は、展開図において点Aと点Aを結ぶ線分の長さである。
扇形を展開したとき、元の点Aは2つ現れ、これらをA1, A2とする。
扇形の中心をOとすると、三角形OA1A2はOA1 = OA2 = 12、角A1OA2 = π3\frac{\pi}{3}の二等辺三角形である。
角A1OA2が60度なので、三角形OA1A2は正三角形である。
したがって、A1A2の長さは12である。

3. 最終的な答え

12

「幾何学」の関連問題

点Aを通りベクトル$\vec{d}$に平行な直線の媒介変数表示を求め、媒介変数$t$を消去した式で表す問題です。 (1) A(2, 3), $\vec{d}$ = (4, 1) (2) A(-1, 2...

ベクトル直線媒介変数表示
2025/5/12

点 A を通り、ベクトル $\vec{d}$ に平行な直線の媒介変数表示を媒介変数 $t$ を用いて求め、さらに $t$ を消去した式で表す問題です。具体的には以下の2つの問題があります。 (1) 点...

ベクトル直線の媒介変数表示直線の方程式
2025/5/12

右図を利用して、 1. $sin 75^\circ$ の値を求める。

三角比加法定理角度sincos
2025/5/12

図形の体積を求める問題で、3つの考え方(ア、イ、ウ)と、それぞれに対応する計算式(1、2、3)が提示されています。正しい組み合わせを線で結びつける必要があります。

体積直方体計算
2025/5/12

平行四辺形ABCDにおいて、$AB = \sqrt{3}$、$AD = 5$、$\angle BAD = 30^\circ$のとき、対角線ACの長さを求める問題です。

幾何平行四辺形余弦定理
2025/5/12

与えられた立体の体積を求める問題です。立体は2つの直方体を組み合わせた形をしています。

体積直方体立体図形
2025/5/12

図に示す座標平面において、点A(4,9)、点B(-5,0)、点C(7,0)が与えられている。次の問いに答えよ。 (1) 直線ABの式を求めよ。 (2) 直線ACの式を求めよ。 (3) 点Dの座標を求め...

座標平面直線の式三角形の面積四角形の面積体積円錐
2025/5/12

ベクトル $\vec{a} = (1, 7)$ と $\vec{b} = (4, 3)$ のなす角 $\theta$ を求める問題です。

ベクトル内積角度
2025/5/12

高さが $1 \text{ cm}$ 増えると、体積がどれだけ増えるかを求める問題です。ただし、図形の種類が不明のため、体積の増加量を具体的に計算することができません。したがって、ここでは体積の増え方...

体積底面積増加量図形
2025/5/12

与えられた図形は点対称な図形である。 (1) 対応する2つの点を結んだ直線GCと直線BFはどこで交わるか。 (2) 対称の中心Oから対応する2つの点B, Fまでの長さはどうなっているか。

点対称図形対称の中心
2025/5/12