図に示す座標平面において、点A(4,9)、点B(-5,0)、点C(7,0)が与えられている。次の問いに答えよ。 (1) 直線ABの式を求めよ。 (2) 直線ACの式を求めよ。 (3) 点Dの座標を求めよ。ただし、点Dは直線y軸上にあり、直線ABと交わっている。 (4) 三角形ABCの面積を求めよ。 (5) 四角形ADOCの面積を求めよ。 (6) 三角形ABCをx軸のまわりに1回転させてできる立体の体積を求めよ。

幾何学座標平面直線の式三角形の面積四角形の面積体積円錐
2025/5/12

1. 問題の内容

図に示す座標平面において、点A(4,9)、点B(-5,0)、点C(7,0)が与えられている。次の問いに答えよ。
(1) 直線ABの式を求めよ。
(2) 直線ACの式を求めよ。
(3) 点Dの座標を求めよ。ただし、点Dは直線y軸上にあり、直線ABと交わっている。
(4) 三角形ABCの面積を求めよ。
(5) 四角形ADOCの面積を求めよ。
(6) 三角形ABCをx軸のまわりに1回転させてできる立体の体積を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 直線ABの式を求める。
直線ABは、点A(4,9)と点B(-5,0)を通る。
傾きは、
m=904(5)=99=1m = \frac{9-0}{4-(-5)} = \frac{9}{9} = 1
よって、直線ABの式は、y=x+by = x + bと表せる。
点B(-5,0)を代入すると、
0=5+b0 = -5 + b
b=5b = 5
したがって、直線ABの式は、y=x+5y = x + 5
(2) 直線ACの式を求める。
直線ACは、点A(4,9)と点C(7,0)を通る。
傾きは、
m=9047=93=3m = \frac{9-0}{4-7} = \frac{9}{-3} = -3
よって、直線ACの式は、y=3x+by = -3x + bと表せる。
点C(7,0)を代入すると、
0=3(7)+b0 = -3(7) + b
b=21b = 21
したがって、直線ACの式は、y=3x+21y = -3x + 21
(3) 点Dの座標を求める。
点Dはy軸上にあるので、x座標は0である。
点Dは直線AB上にあるので、直線ABの式にx=0を代入する。
y=0+5=5y = 0 + 5 = 5
したがって、点Dの座標は(0, 5)
(4) 三角形ABCの面積を求める。
三角形ABCの底辺はBCであり、BCの長さは7 - (-5) = 12である。
高さは点Aのy座標である9である。
したがって、三角形ABCの面積は、
S=12×12×9=54S = \frac{1}{2} \times 12 \times 9 = 54
(5) 四角形ADOCの面積を求める。
四角形ADOCは、三角形ADCと三角形ADOに分割できる。
三角形ADCの底辺はDCであり、DCの長さは7-0 = 7である。高さは点Aのy座標と点Dのy座標の差の絶対値で、|9-5| = 4。従って、三角形ADCの面積は、
SADC=12×7×9=632=31.5S_{ADC} = \frac{1}{2} \times 7 \times 9 = \frac{63}{2} = 31.5
三角形ADOの底辺はDOであり、DOの長さは5-0 = 5。高さは点Aのx座標である4である。
従って、三角形ADOの面積は、
SADO=12×5×4=10S_{ADO} = \frac{1}{2} \times 5 \times 4 = 10
四角形ADOCの面積は、
SADOC=SADC+SADO=632+10=63+202=832=41.5S_{ADOC} = S_{ADC} + S_{ADO} = \frac{63}{2} + 10 = \frac{63+20}{2} = \frac{83}{2} = 41.5
(6) 三角形ABCをx軸のまわりに1回転させてできる立体の体積を求める。
これは、底面の半径が9で高さが4-(-5)と4-7の円錐を合わせたものになる。
点Aからx軸に下ろした垂線の足をEとする。Eの座標は(4,0)。
線分BEの長さは、4 - (-5) = 9。
線分CEの長さは、7 - 4 = 3。
円錐の体積の公式は、V=13πr2hV = \frac{1}{3}\pi r^2 h
三角形ABEを回転させた円錐の体積は、
VABE=13π(92)(9)=7293π=243πV_{ABE} = \frac{1}{3} \pi (9^2) (9) = \frac{729}{3} \pi = 243 \pi
三角形ACEを回転させた円錐の体積は、
VACE=13π(92)(3)=2433π=81πV_{ACE} = \frac{1}{3} \pi (9^2) (3) = \frac{243}{3} \pi = 81 \pi
求める体積は、
V=VABE+VACE=243π+81π=324πV = V_{ABE} + V_{ACE} = 243 \pi + 81 \pi = 324 \pi

3. 最終的な答え

(1) y=x+5y = x + 5
(2) y=3x+21y = -3x + 21
(3) (0, 5)
(4) 54
(5) 41.5
(6) 324π324 \pi

「幾何学」の関連問題

右図を利用して、 1. $sin 75^\circ$ の値を求める。

三角比加法定理角度sincos
2025/5/12

図形の体積を求める問題で、3つの考え方(ア、イ、ウ)と、それぞれに対応する計算式(1、2、3)が提示されています。正しい組み合わせを線で結びつける必要があります。

体積直方体計算
2025/5/12

平行四辺形ABCDにおいて、$AB = \sqrt{3}$、$AD = 5$、$\angle BAD = 30^\circ$のとき、対角線ACの長さを求める問題です。

幾何平行四辺形余弦定理
2025/5/12

与えられた立体の体積を求める問題です。立体は2つの直方体を組み合わせた形をしています。

体積直方体立体図形
2025/5/12

ベクトル $\vec{a} = (1, 7)$ と $\vec{b} = (4, 3)$ のなす角 $\theta$ を求める問題です。

ベクトル内積角度
2025/5/12

高さが $1 \text{ cm}$ 増えると、体積がどれだけ増えるかを求める問題です。ただし、図形の種類が不明のため、体積の増加量を具体的に計算することができません。したがって、ここでは体積の増え方...

体積底面積増加量図形
2025/5/12

与えられた図形は点対称な図形である。 (1) 対応する2つの点を結んだ直線GCと直線BFはどこで交わるか。 (2) 対称の中心Oから対応する2つの点B, Fまでの長さはどうなっているか。

点対称図形対称の中心
2025/5/12

正方形、長方形、ひし形、平行四辺形について、線対称かどうか、線対称の場合の軸の数、点対称かどうかを調べて表を完成させる問題です。線対称な図形には○、そうでない図形には×を書き、線対称の場合は対称の軸の...

図形線対称点対称正方形長方形ひし形平行四辺形
2025/5/12

$\theta = \frac{7}{6}\pi$ のときの $\sin\theta$, $\cos\theta$, $\tan\theta$ の値を求める。

三角関数sincostanラジアン象限
2025/5/12

半径が6、中心角が$\frac{\pi}{3}$の扇形の弧の長さと面積を求めよ。

扇形弧の長さ面積
2025/5/12