2次方程式 $x^2 - 2mx + m + 6 = 0$ が、次の条件を満たすような異なる2つの解をもつとき、定数 $m$ の値の範囲を求める問題です。 (1) 2つの解がともに負である場合
2025/5/12
1. 問題の内容
2次方程式 が、次の条件を満たすような異なる2つの解をもつとき、定数 の値の範囲を求める問題です。
(1) 2つの解がともに負である場合
2. 解き方の手順
(1) 2つの解がともに負である場合
異なる2つの実数解を持つ条件、2つの解の和が負である条件、2つの解の積が正である条件を考慮します。
まず、2次方程式が異なる2つの実数解を持つための条件は、判別式 であることです。
よって、 または … ①
次に、2つの解を , とすると、解と係数の関係より、
2つの解がともに負であるための条件は、 かつ であることです。
より、 … ②
より、 … ③
①, ②, ③ をすべて満たす の範囲を求めます。
①より、 または 。
②より、。
③より、。
数直線を書くと、①と②と③をすべて満たすのは であることがわかります。
3. 最終的な答え
(1)