2次方程式 $x^2 - 2mx + m + 6 = 0$ が、次の条件を満たすような異なる2つの解をもつとき、定数 $m$ の値の範囲を求める問題です。 (1) 2つの解がともに負である場合

代数学二次方程式解の範囲判別式解と係数の関係
2025/5/12

1. 問題の内容

2次方程式 x22mx+m+6=0x^2 - 2mx + m + 6 = 0 が、次の条件を満たすような異なる2つの解をもつとき、定数 mm の値の範囲を求める問題です。
(1) 2つの解がともに負である場合

2. 解き方の手順

(1) 2つの解がともに負である場合
異なる2つの実数解を持つ条件、2つの解の和が負である条件、2つの解の積が正である条件を考慮します。
まず、2次方程式が異なる2つの実数解を持つための条件は、判別式 D>0D > 0 であることです。
D=(2m)24(m+6)=4m24m24>0D = (-2m)^2 - 4(m + 6) = 4m^2 - 4m - 24 > 0
m2m6>0m^2 - m - 6 > 0
(m3)(m+2)>0(m - 3)(m + 2) > 0
よって、m<2m < -2 または m>3m > 3 … ①
次に、2つの解を α\alpha, β\beta とすると、解と係数の関係より、
α+β=2m\alpha + \beta = 2m
αβ=m+6\alpha \beta = m + 6
2つの解がともに負であるための条件は、α+β<0\alpha + \beta < 0 かつ αβ>0\alpha \beta > 0 であることです。
α+β=2m<0\alpha + \beta = 2m < 0 より、m<0m < 0 … ②
αβ=m+6>0\alpha \beta = m + 6 > 0 より、m>6m > -6 … ③
①, ②, ③ をすべて満たす mm の範囲を求めます。
①より、m<2m < -2 または m>3m > 3
②より、m<0m < 0
③より、m>6m > -6
数直線を書くと、①と②と③をすべて満たすのは 6<m<2-6 < m < -2 であることがわかります。

3. 最終的な答え

(1) 6<m<2-6 < m < -2

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