水素原子の電子が基底状態 ($n=1$) から第一励起状態 ($n=2$) へ遷移するときに吸収する光の波長を求める問題です。ボーアのエネルギー準位式 $E_n = -13.6/n^2$ [eV]、エネルギーと波長の関係 $E = hc/\lambda$、プランク定数 $h=6.626 \times 10^{-34}$ [J⋅s]、光速 $c = 3.00 \times 10^8$ [m/s]、および $1 \text{eV} = 1.602 \times 10^{-19}$ [J] が与えられています。求める波長は nm 単位です。
2025/5/12
1. 問題の内容
水素原子の電子が基底状態 () から第一励起状態 () へ遷移するときに吸収する光の波長を求める問題です。ボーアのエネルギー準位式 [eV]、エネルギーと波長の関係 、プランク定数 [J⋅s]、光速 [m/s]、および [J] が与えられています。求める波長は nm 単位です。
2. 解き方の手順
(1) と のときのエネルギー準位 と を計算します。
eV
eV
(2) エネルギー準位の差 を計算します。
eV
(3) eV単位のエネルギー差をJ単位に変換します。
J
(4) エネルギーと波長の関係 を について解きます。
(5) に , , の値を代入して波長 を計算します。
m
(6) 波長を nm 単位に変換します。
(7) 有効数字を考慮して最終的な答えを求めます。与えられた定数から判断して、有効数字は3桁とします。
3. 最終的な答え
122 nm