ある映画館の入場券には、1300円の大人券、800円の子ども券、2000円の親子ペア券の3種類がある。ある日の入場券の販売額の合計が272900円であり、大人券の販売枚数は親子ペア券の販売枚数の半分より9枚少ない。販売枚数が最も多いのが親子ペア券、次が子ども券、最も少ないのが大人券であるとき、大人券の販売枚数として、正しいのはどれか。

代数学方程式連立方程式文章題不等式
2025/5/12

1. 問題の内容

ある映画館の入場券には、1300円の大人券、800円の子ども券、2000円の親子ペア券の3種類がある。ある日の入場券の販売額の合計が272900円であり、大人券の販売枚数は親子ペア券の販売枚数の半分より9枚少ない。販売枚数が最も多いのが親子ペア券、次が子ども券、最も少ないのが大人券であるとき、大人券の販売枚数として、正しいのはどれか。

2. 解き方の手順

大人券の販売枚数を xx 、子ども券の販売枚数を yy 、親子ペア券の販売枚数を zz とする。問題文から以下の3つの式が立てられる。
(1) 販売額の合計: 1300x+800y+2000z=2729001300x + 800y + 2000z = 272900
(2) 大人券と親子ペア券の関係: x=z29x = \frac{z}{2} - 9
(3) 販売枚数の大小関係: z>y>xz > y > x
式(2)を変形して z=2x+18z = 2x + 18を得る。これを式(1)に代入する。
1300x+800y+2000(2x+18)=2729001300x + 800y + 2000(2x + 18) = 272900
1300x+800y+4000x+36000=2729001300x + 800y + 4000x + 36000 = 272900
5300x+800y=2369005300x + 800y = 236900
53x+8y=236953x + 8y = 2369
y=236953x8y = \frac{2369 - 53x}{8}
また、z>y>xz > y > x より、2x+18>236953x8>x2x+18 > \frac{2369 - 53x}{8} > x
まず、2x+18>236953x82x+18 > \frac{2369 - 53x}{8}を解く。
16x+144>236953x16x + 144 > 2369 - 53x
69x>222569x > 2225
x>22256932.25x > \frac{2225}{69} \approx 32.25
次に、236953x8>x\frac{2369 - 53x}{8} > xを解く。
236953x>8x2369 - 53x > 8x
2369>61x2369 > 61x
x<23696138.84x < \frac{2369}{61} \approx 38.84
したがって、32.25<x<38.8432.25 < x < 38.84である。
選択肢の中から、xxが整数であるものを探すと、36, 37, 38がある。
選択肢を順番に検討する。
もし x=36x = 36 ならば、
y=236953(36)8=236919088=4618=57.625y = \frac{2369 - 53(36)}{8} = \frac{2369 - 1908}{8} = \frac{461}{8} = 57.625となり、整数ではないので不適。
もし x=37x = 37 ならば、
y=236953(37)8=236919618=4088=51y = \frac{2369 - 53(37)}{8} = \frac{2369 - 1961}{8} = \frac{408}{8} = 51
z=2x+18=2(37)+18=74+18=92z = 2x + 18 = 2(37) + 18 = 74 + 18 = 92
このとき、z=92>y=51>x=37z = 92 > y = 51 > x = 37を満たす。
もし x=38x = 38 ならば、
y=236953(38)8=236920148=3558=44.375y = \frac{2369 - 53(38)}{8} = \frac{2369 - 2014}{8} = \frac{355}{8} = 44.375となり、整数ではないので不適。
したがって、x=37x = 37が適する。

3. 最終的な答え

37枚

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