100から999までの自然数について、以下の問いに答えます。 (1) 9と12の少なくとも一方で割り切れる数は何個あるか。 (2) 9で割り切れるが12では割り切れない数は何個あるか。 (3) 9でも12でも割り切れない数は何個あるか。

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2025/5/12

1. 問題の内容

100から999までの自然数について、以下の問いに答えます。
(1) 9と12の少なくとも一方で割り切れる数は何個あるか。
(2) 9で割り切れるが12では割り切れない数は何個あるか。
(3) 9でも12でも割り切れない数は何個あるか。

2. 解き方の手順

まず、100から999までの自然数の個数を求めます。
999100+1=900999 - 100 + 1 = 900
(1) 9と12の少なくとも一方で割り切れる数を求めます。
9で割り切れる数をA、12で割り切れる数をBとします。求めるのはn(AB)n(A \cup B)です。
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B)
9で割り切れる数:
100以上で最初の9の倍数は 9×12=1089 \times 12 = 108
999以下で最後の9の倍数は 9×111=9999 \times 111 = 999
したがって、9の倍数は 11112+1=100111 - 12 + 1 = 100
12で割り切れる数:
100以上で最初の12の倍数は 12×9=10812 \times 9 = 108
999以下で最後の12の倍数は 12×83=99612 \times 83 = 996
したがって、12の倍数は 839+1=7583 - 9 + 1 = 75
9と12の公倍数(最小公倍数は36)で割り切れる数:
100以上で最初の36の倍数は 36×3=10836 \times 3 = 108
999以下で最後の36の倍数は 36×27=97236 \times 27 = 972
したがって、36の倍数は 273+1=2527 - 3 + 1 = 25
n(AB)=100+7525=150n(A \cup B) = 100 + 75 - 25 = 150
(2) 9で割り切れるが12では割り切れない数を求めます。
9で割り切れる数から、9と12の公倍数(36の倍数)を引きます。
10025=75100 - 25 = 75
(3) 9でも12でも割り切れない数を求めます。
全体の数から、9と12の少なくとも一方で割り切れる数を引きます。
900150=750900 - 150 = 750

3. 最終的な答え

(1) 150個
(2) 75個
(3) 750個

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