100人の人にaとbの2問のクイズを出題したところ、aに正解した人は77人、bに正解した人は84人、a,bともに正解した人は66人いた。aにもbにも不正解の人は何人いるかを求めよ。

確率論・統計学集合包含と排除の原理論理場合の数
2025/5/12

1. 問題の内容

100人の人にaとbの2問のクイズを出題したところ、aに正解した人は77人、bに正解した人は84人、a,bともに正解した人は66人いた。aにもbにも不正解の人は何人いるかを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、aに正解した人の集合をAA、bに正解した人の集合をBBとする。
A|A|はaに正解した人の数、B|B|はbに正解した人の数、AB|A \cap B|はaとb両方に正解した人の数、AB|A \cup B|はaまたはbに正解した人の数、UUは全体の集合を表す。
与えられた情報から、U=100|U| = 100, A=77|A| = 77, B=84|B| = 84, AB=66|A \cap B| = 66 である。
aまたはbに正解した人の数 AB|A \cup B| は、以下の公式で計算できる。
AB=A+BAB|A \cup B| = |A| + |B| - |A \cap B|
与えられた値を代入すると、
AB=77+8466=16166=95|A \cup B| = 77 + 84 - 66 = 161 - 66 = 95
したがって、aまたはbに正解した人は95人である。
aにもbにも不正解の人の数は、全体からaまたはbに正解した人の数を引けばよい。
求める人数 =UAB=10095=5= |U| - |A \cup B| = 100 - 95 = 5

3. 最終的な答え

aにもbにも不正解の人は5人である。

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