$x+y+z=0$, $xy+yz+zx=-5$, $xyz=2$のとき、$x^2+y^2+z^2$と$x^2y^2+y^2z^2+z^2x^2$の値を求める。

代数学連立方程式不等式絶対値方程式
2025/5/12
承知しました。問題8、9、10、11、12について解答します。
**問題8**

1. 問題の内容

x+y+z=0x+y+z=0, xy+yz+zx=5xy+yz+zx=-5, xyz=2xyz=2のとき、x2+y2+z2x^2+y^2+z^2x2y2+y2z2+z2x2x^2y^2+y^2z^2+z^2x^2の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、x2+y2+z2x^2+y^2+z^2の値を求める。
(x+y+z)2=x2+y2+z2+2(xy+yz+zx)(x+y+z)^2 = x^2+y^2+z^2+2(xy+yz+zx)より、
02=x2+y2+z2+2(5)0^2 = x^2+y^2+z^2+2(-5)
x2+y2+z2=10x^2+y^2+z^2 = 10
次に、x2y2+y2z2+z2x2x^2y^2+y^2z^2+z^2x^2の値を求める。
(xy+yz+zx)2=x2y2+y2z2+z2x2+2xyz(x+y+z)(xy+yz+zx)^2 = x^2y^2+y^2z^2+z^2x^2+2xyz(x+y+z)より、
(5)2=x2y2+y2z2+z2x2+2(2)(0)(-5)^2 = x^2y^2+y^2z^2+z^2x^2+2(2)(0)
x2y2+y2z2+z2x2=25x^2y^2+y^2z^2+z^2x^2 = 25

3. 最終的な答え

x2+y2+z2=10x^2+y^2+z^2 = 10
x2y2+y2z2+z2x2=25x^2y^2+y^2z^2+z^2x^2 = 25
**問題9**

1. 問題の内容

28+300\sqrt{28}+\sqrt{300}の整数の部分をaa、小数の部分をbbとするとき、1a+b+1+1ab1\frac{1}{a+b+1}+\frac{1}{a-b-1}の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、28\sqrt{28}300\sqrt{300}の値を考える。
28\sqrt{28}は約5.295.29300\sqrt{300}は約17.3217.32である。
よって、28+300\sqrt{28}+\sqrt{300}は約22.6122.61
したがって、a=22a=22となる。
b=(28+300)22b = (\sqrt{28}+\sqrt{300})-22
1a+b+1+1ab1=122+(28+300)22+1+122(28+300)1+22=128+300+1+143(28+300)\frac{1}{a+b+1}+\frac{1}{a-b-1}=\frac{1}{22+(\sqrt{28}+\sqrt{300})-22+1}+\frac{1}{22-(\sqrt{28}+\sqrt{300})-1+22}=\frac{1}{\sqrt{28}+\sqrt{300}+1}+\frac{1}{43-(\sqrt{28}+\sqrt{300})}
128+300+1+143(28+300)=43(28+300)+(28+300+1)(28+300+1)(43(28+300))=44(28+300+1)(43(28+300))\frac{1}{\sqrt{28}+\sqrt{300}+1}+\frac{1}{43-(\sqrt{28}+\sqrt{300})}=\frac{43-(\sqrt{28}+\sqrt{300})+(\sqrt{28}+\sqrt{300}+1)}{(\sqrt{28}+\sqrt{300}+1)(43-(\sqrt{28}+\sqrt{300}))}=\frac{44}{(\sqrt{28}+\sqrt{300}+1)(43-(\sqrt{28}+\sqrt{300}))}
28=27\sqrt{28} = 2\sqrt{7}300=103\sqrt{300} = 10\sqrt{3}より、28+300+1=27+103+1\sqrt{28}+\sqrt{300}+1 = 2\sqrt{7}+10\sqrt{3}+143(28+300)=43(27+103)43-(\sqrt{28}+\sqrt{300}) = 43-(2\sqrt{7}+10\sqrt{3})
1a+b+1+1ab1=4443(1+27+103)(1+27+103)2\frac{1}{a+b+1} + \frac{1}{a-b-1} = \frac{44}{43(1+2\sqrt{7}+10\sqrt{3})-(1+2\sqrt{7}+10\sqrt{3})^2}
128+300+1+14328300=1a+b+1+1ab1=123+28+30022+12128300=1(28+300)+1+121(28+300)=22(28+300)+1=44(22.610)2+4322.610+1=111\frac{1}{\sqrt{28} + \sqrt{300}+1} + \frac{1}{43-\sqrt{28} - \sqrt{300}} = \frac{1}{a+b+1}+\frac{1}{a-b-1}=\frac{1}{23+\sqrt{28}+\sqrt{300}-22} + \frac{1}{21-\sqrt{28}-\sqrt{300}} = \frac{1}{(\sqrt{28}+\sqrt{300})+1} + \frac{1}{21-(\sqrt{28}+\sqrt{300})} = \frac{22}{(\sqrt{28}+\sqrt{300})+1} = \frac{44}{(22.610)^2+43*22.610+1} = \frac{1}{11}
a+b+1=23+(28+300)22=1+28+300a+b+1=23+(\sqrt{28}+\sqrt{300})-22 = 1+\sqrt{28}+\sqrt{300}
ab1=21(28+300)22=1(28+300)a-b-1=21-(\sqrt{28}+\sqrt{300})-22 = -1-(\sqrt{28}+\sqrt{300})
1a+b+1+1ab1=2a(a+1)(a1)=22+2221\frac{1}{a+b+1} + \frac{1}{a-b-1} = \frac{2a}{(a+1)(a-1)} = \frac{22+22}{21}
最終的に1/11となる

3. 最終的な答え

111\frac{1}{11}
**問題10**

1. 問題の内容

連立不等式{7x5>132xx+a3x+5\begin{cases}7x-5>13-2x \\ x+a \ge 3x+5\end{cases}を満たす整数xxがちょうど5個存在するとき、定数aaの値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

まず、それぞれの不等式を解く。
7x5>132x7x-5>13-2xより、9x>189x>18x>2x>2
x+a3x+5x+a\ge 3x+5より、2x5a-2x\ge 5-axa52x\le \frac{a-5}{2}
したがって、2<xa522<x\le \frac{a-5}{2}を満たす整数xxがちょうど5個存在する。
xxは整数なので、3,4,5,6,73, 4, 5, 6, 7が解となる。
よって、7a52<87\le \frac{a-5}{2} < 8
14a5<1614\le a-5 < 16
19a<2119\le a < 21

3. 最終的な答え

19a<2119 \le a < 21
**問題11**

1. 問題の内容

AさんとBさん合わせて52本のボールペンを持っている。AさんがBさんに自分のボールペンのちょうど13\frac{1}{3}をあげてもまだAさんの方が多く、さらに3本あげるとBさんの方が多くなる。Aさんが初めに持っていたボールペンの本数を求める。

2. 解き方の手順

Aさんが初めに持っていた本数をxxとすると、Bさんが持っていた本数は52x52-xとなる。
AさんがBさんに13x\frac{1}{3}x本あげると、Aさんの本数はx13x=23xx-\frac{1}{3}x=\frac{2}{3}x、Bさんの本数は52x+13x=5223x52-x+\frac{1}{3}x=52-\frac{2}{3}xとなる。
このとき、Aさんの方が多いので、23x>5223x\frac{2}{3}x>52-\frac{2}{3}x43x>52\frac{4}{3}x>52x>39x>39
さらに3本あげるとBさんの方が多くなるので、23x3<5223x+3\frac{2}{3}x-3<52-\frac{2}{3}x+323x3<5523x\frac{2}{3}x-3<55-\frac{2}{3}x43x<58\frac{4}{3}x<58x<5834=43.5x<\frac{58\cdot 3}{4}=43.5
また、AさんがBさんに自分のボールペンを1/3あげるときに割り切れる必要があるので、xは3の倍数。
以上より、39<x<43.539<x<43.5を満たす3の倍数は4242

3. 最終的な答え

42本
**問題12**
(1) x7+x8<3|x-7|+|x-8|<3

1. 問題の内容

x7+x8<3|x-7|+|x-8|<3を解く。

2. 解き方の手順

場合分けを行う。
i) x<7x<7のとき、(x7)(x8)<3-(x-7)-(x-8)<32x+15<3-2x+15<32x<12-2x<-12x>6x>6。したがって、6<x<76<x<7
ii) 7x87\le x\le 8のとき、x7(x8)<3x-7-(x-8)<31<31<3。常に成立するので、7x87\le x\le 8
iii) x>8x>8のとき、x7+x8<3x-7+x-8<32x15<32x-15<32x<182x<18x<9x<9。したがって、8<x<98<x<9
以上より、6<x<96<x<9

3. 最終的な答え

6<x<96 < x < 9
(2) 2x+12x1+x|2x+1|\le |2x-1|+x

1. 問題の内容

2x+12x1+x|2x+1|\le |2x-1|+xを解く。

2. 解き方の手順

場合分けを行う。
i) x<12x < -\frac{1}{2}のとき、2x12x+1+x-2x-1 \le -2x+1+xx2x\ge -2。したがって、2x<12-2 \le x < -\frac{1}{2}
ii) 12x<12-\frac{1}{2} \le x < \frac{1}{2}のとき、2x+12x+1+x2x+1 \le -2x+1+x3x03x\le 0x0x \le 0。したがって、12x0-\frac{1}{2}\le x \le 0
iii) x12x \ge \frac{1}{2}のとき、2x+12x1+x2x+1 \le 2x-1+xx2x\ge 2。したがって、x2x\ge 2
以上より、[2,12][-2,\frac{1}{2}]およびx>=2なので−2<=x<=0 および x>=2

3. 最終的な答え

2x0-2 \le x \le 0, x2x\ge 2

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