等比数列 $\{a_n\}$ において、第10項が $\frac{1}{16}$ 、第15項が2であるとき、第何項が初めて100を超えるかを求める問題です。ただし、公比は実数とします。

代数学数列等比数列一般項対数指数
2025/5/12

1. 問題の内容

等比数列 {an}\{a_n\} において、第10項が 116\frac{1}{16} 、第15項が2であるとき、第何項が初めて100を超えるかを求める問題です。ただし、公比は実数とします。

2. 解き方の手順

等比数列の一般項を an=arn1a_n = a r^{n-1} とします。ここで、aa は初項、rr は公比です。
問題文より、
a10=ar9=116a_{10} = a r^9 = \frac{1}{16}
a15=ar14=2a_{15} = a r^{14} = 2
の2つの式が得られます。
これらの式を用いて、aarr を求めます。
2番目の式を1番目の式で割ると、
ar14ar9=2116\frac{a r^{14}}{a r^9} = \frac{2}{\frac{1}{16}}
r5=32r^5 = 32
r5=25r^5 = 2^5
よって、r=2r=2 となります。
ar9=116a r^9 = \frac{1}{16}r=2r=2 を代入すると、
a29=116a \cdot 2^9 = \frac{1}{16}
a512=116a \cdot 512 = \frac{1}{16}
a=116512=18192=1213a = \frac{1}{16 \cdot 512} = \frac{1}{8192} = \frac{1}{2^{13}}
したがって、一般項は an=12132n1=2n14a_n = \frac{1}{2^{13}} \cdot 2^{n-1} = 2^{n-14} となります。
an>100a_n > 100 となる nn を探します。
2n14>1002^{n-14} > 100
2n14>26.643856...2^{n-14} > 2^{6.643856...}
両辺の対数をとると、n14>log2100n-14 > \log_2{100}
n14>6.643856...n-14 > 6.643856...
n>20.643856...n > 20.643856...
nn は整数なので、n21n \geq 21 となります。

3. 最終的な答え

第21項が初めて100を超えます。

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