$a+b+c=0$ のとき、等式 $ab(a+b)+bc(b+c)+ca(c+a)+3abc=0$ を証明せよ。

代数学等式の証明式の変形比例式
2025/5/12
## 問題1

1. 問題の内容

a+b+c=0a+b+c=0 のとき、等式 ab(a+b)+bc(b+c)+ca(c+a)+3abc=0ab(a+b)+bc(b+c)+ca(c+a)+3abc=0 を証明せよ。

2. 解き方の手順

a+b+c=0a+b+c=0 より、c=(a+b)c = -(a+b) であることを利用します。
左辺に代入して変形し、0になることを示します。
左辺 =ab(a+b)+bc(b+c)+ca(c+a)+3abc= ab(a+b)+bc(b+c)+ca(c+a)+3abc
=ab(a+b)+b((a+b))(b(a+b))+(ab)a((a+b)+a)+3ab((a+b))= ab(a+b)+b(-(a+b))(b-(a+b))+(-a-b)a(-(a+b)+a)+3ab(-(a+b))
=ab(a+b)b(a+b)(bab)(a+b)a(b)+3ab(ab)= ab(a+b) -b(a+b)(b-a-b) -(a+b)a(-b)+3ab(-a-b)
=ab(a+b)b(a+b)(a)(a+b)a(b)3ab(a+b)= ab(a+b) -b(a+b)(-a) -(a+b)a(-b)-3ab(a+b)
=ab(a+b)+ab(a+b)+ab(a+b)3ab(a+b)= ab(a+b) +ab(a+b)+ab(a+b)-3ab(a+b)
=3ab(a+b)3ab(a+b)= 3ab(a+b) - 3ab(a+b)
=0= 0
したがって、ab(a+b)+bc(b+c)+ca(c+a)+3abc=0ab(a+b)+bc(b+c)+ca(c+a)+3abc=0 が成り立つ。

3. 最終的な答え

a+b+c=0a+b+c=0 のとき、ab(a+b)+bc(b+c)+ca(c+a)+3abc=0ab(a+b)+bc(b+c)+ca(c+a)+3abc=0 が成り立つ。
## 問題2

1. 問題の内容

ab=cd\frac{a}{b} = \frac{c}{d} のとき、a2+b2b2=c2+d2d2\frac{a^2+b^2}{b^2} = \frac{c^2+d^2}{d^2} が成り立つことを証明せよ。

2. 解き方の手順

ab=cd\frac{a}{b} = \frac{c}{d} より、a=bcda = \frac{bc}{d} である。
左辺に代入して右辺と等しくなることを示す。
左辺 =a2+b2b2=(bcd)2+b2b2=b2c2d2+b2b2= \frac{a^2+b^2}{b^2} = \frac{(\frac{bc}{d})^2+b^2}{b^2} = \frac{\frac{b^2c^2}{d^2}+b^2}{b^2}
=b2(c2d2+1)b2= \frac{b^2(\frac{c^2}{d^2}+1)}{b^2}
=c2d2+1= \frac{c^2}{d^2}+1
=c2+d2d2= \frac{c^2+d^2}{d^2} = 右辺
したがって、a2+b2b2=c2+d2d2\frac{a^2+b^2}{b^2} = \frac{c^2+d^2}{d^2} が成り立つ。

3. 最終的な答え

ab=cd\frac{a}{b} = \frac{c}{d} のとき、a2+b2b2=c2+d2d2\frac{a^2+b^2}{b^2} = \frac{c^2+d^2}{d^2} が成り立つ。

「代数学」の関連問題

与えられた3つの式について、空欄に適切な指数を求める問題です。 (4) $a\sqrt{a\sqrt{a}} \div a = a^{\boxed{?}}$ (5) $(a^{\frac{1}{2}}...

指数法則累乗根式の計算
2025/5/12

3次方程式 $x^3 + 7x^2 - 6 = 0$ を解きます。

方程式3次方程式因数定理多項式の割り算二次方程式解の公式
2025/5/12

2次方程式 $x^2 - mx + m^2 - 3m - 9 = 0$ が異なる2つの虚数解を持つとき、定数 $m$ の値の範囲を求めよ。

二次方程式判別式不等式虚数解
2025/5/12

2次方程式 $x^2 - 4x + 5 = 0$ の2つの解を $\alpha, \beta$ とするとき、以下の値を求めよ。 (1) $\alpha + \beta$ (2) $\alpha \be...

二次方程式解と係数の関係式の計算
2025/5/12

多項式$P(x)$を$x-1$で割った余りが3、$x+3$で割った余りが-5である。$P(x)$を$(x-1)(x+3)$で割った余りを求める。

多項式剰余の定理因数定理連立方程式
2025/5/12

与えられた等式・不等式を証明し、不等式の場合は等号が成り立つ条件を求める。 (1) $a+b+c=0$ のとき、$a^2 - 2bc = b^2 + c^2$ を証明する。 (2) $x^2 + 2x...

不等式等式証明相加相乗平均
2025/5/12

問題6は、2次方程式 $x^2 - mx + m^2 - 3m - 9 = 0$ が異なる2つの虚数解を持つとき、定数 $m$ の値の範囲を求める問題です。 問題7は、3次方程式 $x^3 + 7x^...

二次方程式三次方程式判別式因数分解解の公式
2025/5/12

多項式 $P(x)$ を $x-1$ で割った余りが3、$x+3$ で割った余りが-5であるとき、$P(x)$ を $(x-1)(x+3)$ で割った余りを求める問題です。

多項式剰余の定理因数定理連立方程式
2025/5/12

## 問題3の(2)と(3)を解きます

不等式相加相乗平均等号成立条件証明
2025/5/12

与えられた方程式 $x^4 - 16 = 0$ を解く。

方程式因数分解複素数四次方程式
2025/5/12