多項式 $P(x)$ を $x-1$ で割った余りが3、$x+3$ で割った余りが-5であるとき、$P(x)$ を $(x-1)(x+3)$ で割った余りを求める問題です。

代数学多項式剰余の定理因数定理連立方程式
2025/5/12

1. 問題の内容

多項式 P(x)P(x)x1x-1 で割った余りが3、x+3x+3 で割った余りが-5であるとき、P(x)P(x)(x1)(x+3)(x-1)(x+3) で割った余りを求める問題です。

2. 解き方の手順

余りの定理より、P(1)=3P(1) = 3 かつ P(3)=5P(-3) = -5 です。
P(x)P(x)(x1)(x+3)(x-1)(x+3) で割ったときの商を Q(x)Q(x)、余りを ax+bax+b とすると、
P(x)=(x1)(x+3)Q(x)+ax+bP(x) = (x-1)(x+3)Q(x) + ax + b と表せます。
P(1)=a(1)+b=a+b=3P(1) = a(1) + b = a+b = 3
P(3)=a(3)+b=3a+b=5P(-3) = a(-3) + b = -3a+b = -5
この連立方程式を解きます。
a+b=3a+b = 3
3a+b=5-3a+b = -5
上の式から下の式を引くと、
(a+b)(3a+b)=3(5)(a+b)-(-3a+b) = 3 - (-5)
4a=84a = 8
a=2a=2
a+b=3a+b=3a=2a=2 を代入すると、
2+b=32+b = 3
b=1b=1
したがって、余りは ax+b=2x+1ax+b = 2x+1 です。

3. 最終的な答え

2x+12x+1

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